輝きを放つガラスの森美術館や、ステンドグラスが印象的な彫刻の森美術館、黒たまごが有名な大涌谷、インスタ映えスポットとして写真を撮るために行列ができるほど人気の箱根神社など、様々な観光地が凝縮されている箱根。首都圏からも行きやすく、温泉宿もたくさんあり、都会の喧騒から離れられる、コロナ禍であっても人気の観光地となっています。
そんな箱根に行った時、何のお土産を買うか決まっていますでしょうか?今回は、箱根に行ったら是非とも買って帰りたい、おすすめのお土産BEST10をご紹介します。
箱根のお土産事情
まずは、箱根の定番のお土産や名産品、伝統工芸品、最近SNSでバズっているお土産をご紹介します。
箱根の定番土産
箱根の定番土産を3つご紹介します。
箱根ラスク
1つ目は、箱根ラスクです。箱根湯本駅近くに店を構えています。オリジナルブレンドの小麦を用いてパンを焼き上げ、スライスして作られています。芳醇なバターの香りと、カリッと感がたまりません。
味は、プレーン以外にも、アールグレイやキャラメルアマンド、季節限定の味など珍しいラスクを購入することができます。
値段は味によりますが、8枚入りで500円~600円なので、様々な味を買って食べ比べを楽しむのもおすすめです。
お店では、まるまる1袋を試食をさせてもらえることもあるので、箱根に行った際は、ぜひお店に寄ってみてください。
箱根のお月さま
2つ目は、温泉まんじゅうの箱根のお月さまです。メーカーの和菓子菜の花は、箱根湯本に4店舗を構えており、その中には出来立てのアツアツおまんじゅうを食べることができる店舗もあります。
沖縄県産の塩と黒糖、北海道十勝産の小豆を使用して作られています。黒糖は皮に使用されており、皮から黒糖の風味を感じることができます。まんじゅう自体は茶色ですが、個包装には黄色のまるっとした月が印刷されています。
じっくりと蒸してあるため、モチっとしっとりした皮になっています。また、中にはこしあんがぎっしりと詰まっているため、1個食べ終わると満足感を得られるはずです。
湯もち
3つ目は、湯もちです。神奈川県の指定銘菓になっている湯もちは、柔らかいおもちの中に、小さい羊羹が入っている商品です。口に入れるとほんのりと柚子の香りがします。竹の皮で包まれていて、見た目も良いです。
マシュマロを彷彿とさせるほどのふわふわ感を持つ湯もちの食感はたまりません。このふわふわ感や柔らかさは、箱根の温泉に入ったあとのお肌をイメージしたんだとか。
一度食べたらハマる人続出のふわふわモチモチの湯もちを、ぜひ食べてみてください。
箱根の名産品
箱根の名産品は、箱根山麓豚(はこねさんろくとん)が人気です。
お酢や海藻パウダーを加えた特別な肥料を食べて、箱根山麓の綺麗な地下水を飲んで育てられた箱根山麓豚は、臭みが少なく、脂質の部分が美味しいジューシーなお肉です。
箱根山麓豚の旨辛ポークカレー
この箱根山麓豚を使ったお土産として人気なのが、「箱根山麓豚の旨辛ポークカレー」です。指定の農場で育てられた箱根山麓豚を用いて作られています。
こちらのカレーは、箱根山麓豚がゴロっと入っており、満足感が得られること間違いなしです。また、スパイスは独自の配合になっており、やみつきになる強めの辛さです。ニンジンも控えめですが入っていて、ちょうど良いサポート役になっています。
レトルトなこともあり、賞味期限が非常に長いため、お土産として渡しやすいです。トッピングのおすすめにはコロッケ、ニンニクすりおろし、玉ねぎのバター炒めが挙げられています。
辛口のため、お子さんの口には合わないかもしれませんが、辛いものが好きな方や、カレー好きの方には、ぜひこちらのポークカレーをお土産にしてくださいね。
箱根の伝統工芸品といえば…
箱根の伝統工芸品といえば、箱根寄木細工です。職人の匠の技で作られた手作り感と、木の温もりが感じられるお土産です。
箱根寄木細工 秘密箱
この寄木細工を使ったものには、ティッシュ箱やオルゴール、写真立てなど様々なお土産がありますが、代表的なものが、江戸時代から伝わる「秘密箱」です。仕掛け全てを決められた順番通りにクリアしないと開けることができないという、宝物やその名の通り秘密にしておきたいものを入れて保管したい、レアな入れ物です。
仕掛けの数は商品によって異なり、4個程度のものもあれば、21個など開けるのに相当な時間のかかるものもあります。仕掛けは基本的に側面の板をずらしていくことで解除できます。
また、箱根では秘密箱作りの体験も行っています。寄木細工の伝統の解説なども行っているので、興味のある方は自分で作ってお土産にするのも良いですね。
そして、この「秘密箱」の進化版が「からくり箱」です。
「秘密箱」は基本的に側面の板をズラして開けていくのですが、「からくり箱」はそれに加えひねったり、振ったり、回したりしないと開けることができません。
さらに、上記のからくり箱は、側面が全て動くため、どの面を動かしたら正解なのかが非常にわかりづらくなっています。難易度がとっても高いからくり箱、時間をかけてでもチャレンジしてみたい方は、ぜひお土産に買っていきましょう。
箱根土産の新勢力
箱根土産で最近SNSでバズっているのが、印象派等の西洋絵画を展示しているポーラ美術館で販売している、アロマバスソルトです。
アロマバスソルト
Twitterで10万人以上のフォロワーがいるインフルエンサーが、箱根のお土産としてもらったと紹介したことで、8000件近くのいいねがついています。
このアロマバスソルトは有名な画家、モネの作品それぞれに合わせてパッケージや香りが作られているという素敵な商品。1つ700円することだけでなく、パッケージが非常におしゃれかつ上品で、素敵な香りがするので、使うのがもったいなくなってしまいます。
香りの種類は4つあり、絵画の「睡蓮」をモチーフにしたバスソルトはHERB FOREST(ユーカリやローズマリー)の香りがします。「ルーアン大聖堂」はフランキンセンスやラベンダーの香りで聖なるところに佇むような、落ち着く香りがします。「エトルタの夕焼け」はROSEの香りがするため、華やかでバラ園にいるような気分になれることでしょう。「サルーテ運河」はレモン、オレンジ・スイート、グレープフルーツなど柑橘系がお好きな方におすすめの香りがします。地中海の綺麗な青い空を連想させるように作られているんだとか。
このアロマバスソルトは、あげる人のことを考えて、その人に合う香りやパッケージをチョイスすると良いでしょう。センスの良いお土産になりますよ。
箱根のおすすめ土産BEST10
箱根の様々なお土産の中から、おすすめのお土産10品をピックアップしました。
ぜひお土産選びの参考にしてくださいね。
黒たまご
食べるだけで7年寿命が伸びる黒たまごがある...という噂を聞いたことはありませんか? 箱根には様々な種類の観光スポットやお土産がありますが、外せない観光スポットが大涌谷、そしてお土産の黒たまごです。源泉を使い茹で上げた卵は、殻に鉄が付き真っ黒になることを利用して作られています。一般的な卵よりもおよそ20%も旨味の成分が多いことが研究によりわかっています。殻をむいた中身は一般的な白と黄色の卵なので安心してくださいね。
箱根ラスク
オリジナルでブレンドした小麦で焼いたラスクパンを、スライスしてさらにカリッと焼き上げた箱根ラスク。豊富に使われたバターの香りも楽しむことができます。プレーン味だけでなく、アールグレイ味やメープル味、カーリック味、期間限定の味など豊富な種類があり、きっと誰もがお好みの味を見つけられるはずです。店舗では、試食をさせてもらえることも。お手頃な価格なので、いろいろな種類をお土産にしてみるのがおすすめです。箱根のお月さま。
「箱根のお月さま。」は、箱根人気の温泉まんじゅうです。沖縄県産の塩と黒糖に加え、北海道十勝産の小豆を使用して作られています。じっくりと蒸してあるため、モチっとしっとりした皮になっています。黒糖は皮に使用されており、風味を感じることができます。中にはこしあんがぎっしりと詰まっており、全部食べ終わると満足感を得られます。まんじゅう自体は茶色をしていますが、個包装にはまんまるの黄色の月が描かれています。
箱根山龍神あんぱん
芦ノ湖の前に大きな鳥居があり、インスタ映えのスポットとして有名な箱根神社の境内から出る龍神水と、米、麹、水で作られた酒種が使われた「箱根山龍神あんぱん」。ベーグルのような形をしており、円状にあんこが詰められています。販売元の箱根ベーカリーは、天然酵母のパンを扱っており、風味豊かでモチっとした食感を楽しむことができます。また、おしゃれなパンだけを追求するのではなく、和を感じられるような素材の商品も取り揃えています。
湯もち
箱根湯本界隈で最も人気のある老舗和菓子屋店のひとつ「湯もち本舗 ちもと」。このお店の名物「湯もち」は、ふわふわとやわらかい食感が魅力のお餅です。餅生地の中には、箱根湯本に流れる早川の岩石に見立てた本煉羊羹が入っており、その生地の柔らかさと控えめな甘さ、そしてお口に入れた途端に広がる柚子の香りが相まって、なんともいえない上品な美味しさに。竹の皮で包まれた風情も美しく、神奈川県の指定銘菓なのも納得の逸品です。箱根プリン
薄茶色の卵形プラスチックケースに入っているのが特徴的な「箱根プリン」。見た目がとても可愛らしいです。ガチャガチャのカプセルケースのように、パカっと半分に開くと、中から黄色の美味しいプリンが出てきます。新鮮な牛乳と長壽卵を用いた濃厚でなめらかなプリンは、子供から大人まで楽しめるスイーツです。箱根旅行では外せない、箱根湯本駅構内にあで購入ができるため、お土産を買い忘れた時や、増やしたい時にバッチリです。
栗まんじゅう 月のうさぎ
満月をイメージして作られた、柔らかい黄色の栗がまるっと入った栗まんじゅう、「月のうさぎ」。贅沢に入った大きい栗の甘みと、麦こがしの風味をしっかりと味わうことができます。生地の表面はサクサクとふんわり感の両方が楽しめる、珍しい食感です。「月の黒うさぎ」という商品もあり、こちらは茶色の渋皮栗を使用し、麦こがしを「月のうさぎ」よりも濃くして作られています。ちょっと大人の味を楽しみたい方には「月の黒うさぎ」がおすすめです。箱根の坂
「箱根の坂」と聞いて司馬遼太郎の本をイメージする方もいると思いますが、こちらは美味しいガトーショコラです。焼き上がったチョコレートスポンジの上に、これでもかとたっぷりと熱いチョコレートをムラなく塗り、スポンジに染み込ませて作られています。テレビや雑誌等でよく取り上げられており、人気のお土産です。チョコレートが使われたお菓子なのに、常温保存が可能な点も持ち帰りやすく嬉しいポイントです。(夏季は涼しいところで保存してください。)
箱根の石畳
箱根旧街道の石畳をイメージして作られたという「箱根の石畳」。商品名からは想像がつきませんが、実はとてもクリーミーな生チョコです。スプーンを入れると簡単に切れてしまうほど、とても柔らかく、口の中でとろけます。小サイズではダークチョコ味、大サイズではダークチョコ味に加え、紅茶風味のミルクチョコ味もついてきます。ダークチョコはフランス産、ミルクチョコはベルギー産と、チョコレート選びにもこだわりがあります。
箱根山麓豚の旨辛ポークカレー
箱根山麓の綺麗な水や空気、海藻の粉末などを加えた厳選された飼料で育った三元豚を使用した、辛口かつコクのある美味しいポークカレーです。箱根山麓豚は、繊維がとても細かく、脂質もあり、臭みが少ないジューシーなお肉です。指定の農場で育てられています。スパイスは独自の配合になっており、やみつきになる辛さです。レトルトなので賞味期限も非常に長く、お土産に渡しやすいです。カレー好きの方はぜひこちらのポークカレーをお土産にしてください。
秘密箱5回仕掛け 小寄木
仕掛けが5個隠されていて、全てをクリアしないと開けることのできない「秘密箱 小寄木」。江戸時代から続く、箱根の伝統工芸品です。職人の手作り感と、木の温もりが感じられるお土産です。所定の順番通りに仕掛けをクリアしないと開けることはできません。仕掛けを見つけることも楽しいですし、誰にも見られたくないとっておきのものを入れたい時にも便利です。この中に小さなプレゼントや手紙を入れた上で、お土産として渡すのも良いでしょう。
箱根土産はどこで買うべき?
箱根に行ったら欠かせないのが箱根湯本駅です。駅を降りると様々なお店がズラッと立ち並び、試食や食べ歩きなどをすることができます。駐車場の数には限りがあるので、土日祝日など混みそうな日は電車で行くのがおすすめです。
そんな箱根湯本駅の改札を出てすぐのところにあるのが、「箱根の市」です。定番のお土産から、ご当地グッズなどを手に入れることができます。
こちらも、箱根湯本駅から6分程度離れたところにある「はこね 和菓子菜の花」。月のうさぎや箱根のお月さまなど、箱根で有名なまんじゅう系の商品が並んでいます。
箱根のお月さまをその場で少し温めてもらった状態で食べることもできますよ。
お次は、箱根登山鉄道の強羅駅近くのお土産ショップを紹介します。
「小林物産店」は、フェイスパックや箱根寄木細工などを購入することができます。強羅駅から徒歩10秒ということで、強羅駅をご利用の際には寄ってみてください。
まとめ
箱根には観光地の多さに比例して、お土産も多くなっています。特に、温泉まんじゅうや湯もち、伝統工芸品である寄木細工が有名なことは、事前に知っておいて損はありません。
箱根旅行が決まったら、この記事を参考にしながら、観光とお土産探しを楽しんでくださいね。