関東有数の温泉地として名高い「草津温泉」。日本一の自然湧出量が自慢で、源泉100%の掛け湯が楽しめる旅館が数多くあります。
また、湯けむりがあがる「湯畑」を中心に広がる温泉街も風情があり、のんびりと浴衣で散策するのも楽しみの一つ。
そんな草津温泉に行ったら、お土産に何を買いますか?活気あふれる温泉街では、温泉まんじゅうをはじめとする魅力的なお土産が数多く売られており、どれを買おうか悩んでしまいますよね。
そこで今回は、数あるお土産の中からおみナビ編集部がおすすめベスト10をピックアップして紹介します!
草津温泉のお土産事情
おすすめ商品を紹介する前に、まずは草津温泉のお土産事情を押さえておきましょう。
草津温泉土産の定番
草津に限らず、温泉地のお土産として「温泉まんじゅう」は欠かせない存在。草津の温泉街には20店舗近い温泉まんじゅう店が軒を連ねており、激戦区と言えます。
ここでは、中でも人気の高い3店舗をピックアップしてご紹介します!
温泉まんじゅう【本家ちちや】
草津温泉で不動の人気を誇るのが、「本家ちちや」さんの温泉まんじゅう。本家ちちやさんは、観光客はもちろん地元民からも愛される草津の老舗和菓子店です。
本家ちちやさんの温泉まんじゅうが人気な理由は、なんと言ってもオリジナルの「二色あんまんじゅう」にあり。
白くきめ細かい生地に包まれているのは、その名前の通り二色のあん。優しい甘さの栗あんをこしあんで包み、さらに生地で包んだ手間のかかった一品で、草津温泉で二色あんの温泉まんじゅうを食べられるのはここだけです。
もちろんオーソドックスな茶色の温泉まんじゅうも販売しているので、2種類を食べ比べてみるのもいいかもしれません。
湯畑から徒歩1分のところに「本店」、湯畑の目の前にも「湯畑店」があるので、温泉街を散策しながらぜひお店に足を運んでみてくださいね。
松むら饅頭【松むら饅頭】
本家ちちやさんと肩を並べ人気なのが、「松むら饅頭」さん。1945年の創業から70年以上に渡り、草津で親しまれ続ける老舗店です。
創業以来守り続けてきた「松むら饅頭」の美味しさの秘密は、自家製あんにあります。北海道産の小豆を使用したこだわりの自家製あんを、熟練の職人が毎日丁寧に練っており、口当たりがとてもなめらか。
黒糖を使用した薄皮はやわらかく、「ふわふわしっとり」な食感に仕上がっています。
出来立てほかほかはもちろんのこと、冷めても美味しいとの口コミが多数あるので、お土産にもぴったりです。人気店ゆえに売り切れてしまうこともあるので、絶対に買いたい場合は事前に予約しておくことをおすすめします。
あげまんじゅう【山びこ温泉まんじゅう】
「山びこ温泉まんじゅう」さんでは、揚げたての「あげまんじゅう」が食べられます。かりかりサクサクとした食感を楽しめるあげまんじゅうは、ベーシックな温泉まんじゅうとは一味違った食感を楽しめるのが魅力です。
メディアで紹介されることも多くあり、週末には長蛇の列になることも多いよう。
作りたてのサクッと感が魅力なのでお土産には不向きと思われがちですが、トースターなどで焼くことで揚げたての食感を再現することもできます。
日持ちしないのが難点ですが、当日中に渡せるのであれば変わり種のお土産としておすすめです!
また、定番の「山彦まんじゅう」や「生姜せんべい」など、お土産にぴったりな商品も多数あるので、出来立てのあげまんじゅうを食べながらお土産探ししてみてはいかがでしょう。
草津ならではの名産品
草津温泉がある群馬県には、名産品が数多くあります。せっかく草津に行くのであれば、その土地ならではの味覚をお土産に買って帰るのもいいですね。
花いんげん甘納豆
草津温泉では、群馬県吾妻郡の名産品「花いんげん豆」を使用したお土産が多数販売されています。
吾妻郡は、本州の花いんげん豆発祥の地。もともとは北海道で栽培されていた花いんげん豆ですが、北海道と気候が似ていたため、北海道から種を取り寄せ、吾妻郡でも栽培されるようになりました。
標高1,000メートル以上の美しい高原で育った花いんげん豆は粒が大きく、最高級品とされています。
そんな花いんげん豆を使用したお土産を買い求めるなら、「清月堂」さんがおすすめ。大正12年に創業した清月堂さんは、花いんげん豆を主原料としたこだわりの和菓子を作り続ける老舗店。
数ある商品の中で、特に人気が高いのが「花いんげん甘納豆」です。花いんげん豆に砂糖をまぶしたシンプルな一品で、素材本来のコク深さや風味を楽しめるのが人気の理由。素朴な味わいで、ついつい手が伸びてしまうとの口コミが多く見られました。
他にも羊羹やもなか、甘露、まんじゅうなど、花いんげん豆を使用したほっこりとするような商品がたくさんあるので、ぜひチェックしてみてくださいね。
草津の工芸雑貨
お土産というと、どうしても食べ物のイメージが強いですよね。少し趣向を変えるなら、「残るもの」をお土産に選んでみてはいかがでしょう。
ここでは、お土産にぴったりな草津の工芸雑貨をご紹介します。
とんぼ玉
「とんぼ玉」は、古くはインダス・メソポタミア文明の時代に発達したと言われるガラス玉のこと。日本には弥生時代に伝わったとされ、それ以降、様々な技法が誕生しながら受け継がれてきた伝統工芸品です。
そんなとんぼ玉をお土産として買い求めるなら、「草津ガラス蔵」がおすすめ。草津ガラス蔵さんでは、とんぼ玉や吹きガラスの創作体験なども行っており、自分で作ったガラス製品をお土産として持ち帰ることができます。
もちろん商品の販売もしており、まるで美術館のように様々なガラス製品が並んでいるので、きっと素敵な一点に出会えるはずです。
話題の新勢力
定番のお土産や名産品、工芸品もいいけれど、やっぱり今流行っているお土産も気になりますよね。ここからは、SNSで話題の新定番土産をご紹介していきます!
湯畑プリン
鮮やかな見た目のこちらは、「SNS映えする」「かわいい」と若い世代を中心に話題沸騰中の、草津の新定番土産です。
目にも鮮やかなグリーンのプリン、なんの味なのか気になりますよね。その正体は、メロンサイダー味のジュレなんです。
メロン味のジュレとプリンの意外な組み合わせに驚く方も多いかもしれませんが、一口食べるとその相性の良さに虜になる人が続出しているそう。
製造している「草津温泉プリン」さんは、令和元年に創業したてのプリン専門店。華やかな見た目に注目されがちですが、群馬県産の牛乳をはじめとした国産素材にこだわって作られたプリンは、本格的な味わい。
SNS映えする湯畑プリンももちろんのこと、素材本来の味を堪能できる「湯もみプリン」もおすすめなのでぜひ食べてみてくださいね。
編集部おすすめ!草津温泉土産BEST10
おみナビ編集部が、たくさんのお土産の中からおすすめのお土産を10品ピックアップしました。お土産選びに悩んだら、ぜひ参考にしてみてください。
温泉まんじゅう
草津に限らず、温泉地のお土産として定番の「温泉まんじゅう」。草津の老舗和菓子店「本家ちちや」さんの温泉まんじゅうは、草津高原の清らかな水と厳選された材料を使用し、昔ながらの製法で作られています。定番の「茶まんじゅう」は、つぶあんを黒糖生地で包んだ懐かしい味わい。もうひとつの人気商品「二色あんまんじゅう」は、栗あんをこしあんで包み、それをさらに白生地で包んだ手間のかかった一品。お土産としてはもちろん毎日のおやつとしても人気で、草津を代表する銘菓です。
湯畑プリン
「湯畑プリン」は、SNSを中心に人気が広がっている草津の新定番土産。鮮やかなグリーンは湯畑をイメージして作られているそうで、色の正体はメロンソーダ味のジュレです。どこか懐かしいような、それでいて新しいような不思議な風味のジュレは、プリンとも相性抜群。意外な組み合わせにびっくりする人も多いですが、一口食べれば虜になること間違いなしです。見た目にも鮮やかで美しいプリンは、お土産として美味しさと話題性の両方を提供してくれるでしょう。
松むら饅頭
創業から70年以上に渡り地元で愛される続けている和菓子店「松むら饅頭」さん。そんな松むら饅頭さんが作るまんじゅうは、創業から守り続けた素朴な味を楽しめる一品。こだわりの自家製あんには北海道産の小豆を使用し、熟練の職人さんが毎日丁寧に練って作っているそう。甘さ控えめでやや粒感を残したあんはなめらかで、黒糖を使用したふわふわしっとりな薄皮とのバランスが絶妙です。保存料を一切使用しないで作られているため、お子様からお年寄りまで安心して食べられるのも人気の理由。
ゆもみちゃん焼
草津でしか買えないお土産を求めている人には、「ゆもみちゃん焼」がおすすめ。製造している「草津湯の花まんじゅう本舗」さんオリジナルの配合で2種類の粉を使用して作られており、人形焼とも大判焼きともカステラ焼きとも異なる新しい食感が楽しめます。季節ごとに味が変わり、行くたびに違う味に出会えるのも人気の理由。2013年の販売開始から、なんと40種類以上の限定味が発売されたとか。どんな味が販売しているのか楽しみにしながら、ぜひお店に足を運んでみてくださいね。
花いんげん甘納豆
大正12年に創業した「清月堂」さんは、草津を代表する老舗の和菓子店。草津の名産品である「花いんげん豆」を主原料として、さまざまな種類の和菓子を製造しています。中でも「花いんげん甘納豆」は、コク深い豆の風味をダイレクトに感じられると、お土産として人気が高いんです。他にも花いんげん豆が一粒丸ごと入った「花いんげんもなか」や、花いんげん豆がごろごろと入った「花いんげん羊羹」など、花いんげん豆を味わえる商品が多数あります。草津ならではのお土産を探している方は、ぜひチェックしてみてくださいね。
草津ラスク
イタリアンジェラートを自由にトッピングして楽しめるお店「グランデフューメ草津」。実はこのお店、「草津ラスク」がお土産として有名なんです。ラスク特有のサクッとした食感にこだわり、数種類の小麦粉をブレンドするほどこだわって作られています。砂糖とバターの風味を存分に感じられる「プレーン」をはじめ、優しい甘さの「メープル」や味わい深い「アールグレイ」、おつまみにもぴったりな「ガーリック」など、個性豊かな種類が揃います。甘さ控えめで食べやすく、甘いものが苦手な方にもおすすめです。
草津温泉 湯の花
言わずと知れた日本を代表する群馬の名湯「草津温泉」の湯の花です。湯の花は草津町商工会が町内のホテルや旅館、お土産物屋などで販売しているもので、草津温泉の湯畑から温泉の結晶を採取したものです。豊富な湯量を誇る草津温泉の湯の花ですが、年間4千個程しか採取できない貴重な物となります。とんぼ玉
旅行のお土産に、工芸品を選んでみるのはいかがでしょう。「草津ガラス蔵」さんでは、まるで美術館かのようにさまざまな種類のガラス製品が並んでいます。中でも人気が高いのが、個性豊かな「とんぼ玉」です。古くはインダス・メソポタミア文明の時代に誕生したと言われるとんぼ玉は、キラキラ輝くガラスを閉じ込めたかわいらしい工芸品。ネックレスやかんざし、ストラップなど、さまざまなアイテムがあるので、きっと素敵なお土産が見つかるはずです。
小雪ちゃん
草津温泉のバスターミナルの向かいにある「旬彩茶屋 夢花」さんは、観光客に人気のお食事処。しかし意外なことにお土産として人気が高いのは、「小雪ちゃん」という名前の手作りタルトなんです。草津特産の花豆を使ったタルトで、夢花さんのオリジナル商品なのでここでしか食べられない一品。お味はいちご、抹茶、コーヒー、プレーン、ハート金箔、チョコハートの5種類あります。美味しいお食事とお土産の両方が揃うので、時間が限られている旅行の際には重宝しそう。
ちちやバウム
「温泉まんじゅう」で有名な草津の老舗和菓子店「本家ちちや」さん。実はバウムクーヘンもお土産として人気なんです。均一な層が美しい「ちちやバウム」は、カステラのような上品な見た目が他にない商品です。シンプルな素材のみで作られているからこそ、一品一品の質にこだわって厳選されています。しっとりとした生地とじゃりっとした粗目糖のコントラストが絶妙で、クセになる人が多いんだとか。優しい甘さがどこか懐かしく、老若男女問わず愛される味なので、お土産選びに悩んだらぜひ手に取ってみてください。
草津温泉のお土産はどこで買うべき?
時間が限られた旅行では、お土産選びはできるだけ効率的に進めたいですよね。時間を無駄にしないためにも、草津温泉でお土産を買う時におすすめなスポットをしっかりチェックしておきましょう。
湯畑周辺
草津観光の中心地である湯畑の周辺には、人気のお土産店が一通り揃っています。不動の人気を誇る「本家ちちや」さんや「松むら饅頭」さん、「草津温泉プリン」さんは、湯畑から徒歩数分の場所に店を構えています。
ふらふらと散策したり、食べ歩きしたりしながら、お土産もあわせて買ってしまいましょう。
ホテル一井
日本有数の温泉地である草津ですが、実はお土産が一堂に会するような大型ショップがあまりありません。
なので、基本的には湯畑周辺の直営店で買うことをおすすめしますが、いろいろなお土産をまとめてみたいなら「ホテル一井」さんの売店を覗いてみましょう。
草津の定番土産はもちろん、群馬県のお土産も販売しているので、お土産選びに悩んだら足を運んでみてくださいね。
草津温泉バスターミナル
草津温泉の玄関口であるバスターミナルでも、お土産は手に入れられます。ただし種類は限られているので、買いたい商品があるかどうか、事前に確認しておくことをおすすめします。
草津温泉ならではのお土産をGETしよう
人気の温泉地として日本全国から観光客がやってくる草津温泉には、魅力的なお土産がたくさんありましたね。
定番の温泉まんじゅうや名産品の花いんげん豆を使ったお菓子、SNS映えするプリン…どれを買おうか決まりましたか?この記事を参考に、ぜひ素敵なお土産をGETしてくださいね。