「札幌農学校」って知っていますか?これれっきとしたお菓子の名前。道民にはおなじみの味なのですが、見た目も中身もとてもシンプルで、お土産を買うときに選んでいない人も多いと思います。今回はそんな札幌農学校の魅力を、実食レポートでお伝えします!
『札幌農学校』は札幌の人気菓子店きのとやのお菓子
札幌農学校は、お菓子メーカーのきのとやが作っているクッキーです。
きのとやといえば、特に札幌市民にとってはおなじみのケーキ屋さん。誕生日ケーキはきのとやだった!という人も多いはず。ケーキだけではなく焼き菓子やチョコレート、最近ではカフェも展開しています。
また、東京をはじめ国内外で「ベイクチーズタルト」や「RINGO」などを展開し、長蛇の列ができるほど人気を博したBAKEは、きのとやの創業者の息子さんが代表を務めているグループ会社!きのとやでも同じチーズタルトやアップルパイを楽しめます。
『札幌農学校』を実食レポート
「どさんこプラザ 札幌店」で買ってきました
きのとやの名品「札幌農学校」。今回は「どさんこプラザ 札幌店」で購入してきました。
棚を3段も使って売られていました。これは人気の証拠と言ってもよいのでは?!
この力強い「札幌農学校」の文字、見たことがある方もいるのでは?
3枚入180円(税込)、12枚入650円(税込)、24枚入1300円(税込)、48枚入2600円(税込)が販売されています。気軽に買える3枚入りがあるのが珍しいですよね。値段もお手頃です。
今回は12枚入りを購入しました。縦長のとても潔いパッケージです。
インパクトあるパッケージ
名前になっている「札幌農学校」は、過去に実在した学校です。しかも開校したのはあのクラーク博士!「Boys, be ambitious!」と名言を残し、現在は羊ヶ丘展望台に像があることでも有名ですよね。
札幌農学校は明治時代、その当時最先端の酪農の技術を広め、北海道の農業を大きく発展させたと言われています。現在学校は形を変えて北海道大学になっており、パッケージにも「北海道大学認定」と大きく書かれていますね。
裏面はシンプルに原材料名と賞味期限が書かれていました。賞味期限は製造から70日となっています。
包装紙をとってみると、再び同じデザインが。
裏面は何も書かれていませんでした。さて、いよいよ開封です。
シンプル!だからこその美味しさが伝わってくる
中には札幌農学校の商品について書かれた紙が封入されています。
先述した「札幌農学校」についても書かれています。小包装を見てみると、こちらも同じデザイン。中には黄金色のクッキーが…!
裏面には原材料名などが書かれています。
商品は見えていますが、オープンしてみましょう!
うーん、とってもシンプル!だがそれが良いと思えるクッキーです。
厚さは4mm程度とクッキーとしては薄め。黄金色の長方形で、名刺をふた回りほど小さくしたサイズ感です。普通のクッキーと大きく違うのはその香り!袋を少し開けただけで豊かなバターとミルクの香りが漂ってくるんです。
割ってみるととてもサクサクで思った以上の割りやすさ!固さよりも味とサクサク感を重視して、たくさんのミルクとバターを贅沢に使っているのだとか。
原材料にこだわるきのとやならではのクッキー
きのとやは原材料にこだわりのあるお菓子メーカー。こだわりのあまり、自社で経営する牧場を作ってしまうほどなんです。牧場で飼われる鶏には自社の菓子屑を混ぜるという、お菓子メーカーならではの工夫も。
この札幌農学校に使われている材料も、北海道にこだわった商品。小麦粉はもちろん北海道産、大きな特徴であり開けた時から香るバターとミルクは、新鮮さを追求して札幌の工場に近い牧場から仕入れた牛乳を使っているのだそう。「北海道ミルククッキー」と書かれているだけありますよね。
これらのこだわりと味の美味しさが認められ、なんと販売総数は累計1億枚を超えているのだとか!多くの人に愛されているのがわかりますね。
それではいよいよ実食です!
ミルクの優しい甘さとバターの風味
ミルクの優しい甘さとバターの風味、小麦粉が織りなすサクサク感がたまりません!ミルク感は濃厚ですが、くどくなくむしろ爽やか。バターの香りが強いのに、持った手がベタベタしないのも良い点です。
こういうクッキーって口にねっとり残りがちだと思うのですが、サクサク感のおかげか飲み物がなくてもさっぱりと食べられてしまいます。見た目は素朴なのに、実はハイレベルな味だなんて、このお土産を見逃してしまうのはもったいないですよ!
一つ注意点としては、薄いクッキーなのでとにかく割れやすい!持ち運びの間に割れてしまっていることもあるので、丁寧に扱ってくださいね。
原材料・アレルギー
最後に原材料の話を。
原材料は小麦粉、バター、コンデンスミルクパウダー、ショートニング、砂糖、液卵、米飴、食塩、洋酒など。
特定原材料に該当するのは、小麦、乳成分、卵です。
見逃してしまいそうなシンプルさながら、一度食べたら忘れられない味になる「札幌農学校」。オンラインショップでも購入できるので、ぜひ味わってみてはいかがでしょうか!