温暖な気候で“晴れの国”というキャッチコピーもある「岡山県」。日本三名園のひとつ「岡山後楽園」や、白壁の街並みが広がる「倉敷」などがあり、旅行先としても人気の県です。そんな岡山に行くならお土産も事前にチェックしておきたいですよね♪代表格は「きびだんご」。元祖から変わり種までいろいろな種類があるんです。そのほかにも「備前焼」などの工芸品、日本酒、老舗から新勢力のお菓子まで、魅力的なお土産がたくさん!今回はそんな岡山県の数あるお土産をご紹介していきます。“編集部おすすめ!岡山土産ベスト10”もぜひ注目してみてください。
岡山県のお土産事情
まずは、押さえておくべき岡山土産をご紹介していきます♪
定番のお土産 岡山土産の代表格「きびだんご」
岡山土産といえばやっぱり「きびだんご」!童話「桃太郎」で、主人公の桃太郎が動物たちを仲間にするときに渡したあのお団子です。
「桃太郎」のおはなしは、岡山県に伝わる「温羅(うら)伝説」を元に作られました。
温羅伝説とは、鬼のように吉備国(現在の岡山県)で暴れまわっていた異国の王子「温羅」を、朝廷から派遣された「吉備津彦命(きびつひこのみこと)」が成敗しに行ったとされる伝説です。その戦闘中、老漁夫が吉備津彦命にきびだんごを献上したことが現在のきびだんごの始まりなんだそう。
伝説でも、童話でも、“パワーの源”として活躍したきびだんごは「成功をおさめるための縁起のよい食べ物」として愛され続ける岡山銘菓です。お土産にもぴったりですよね。
しかしいざ購入するときは、種類が多くて迷ってしまうかもしれません。どれも美味しいことに変わりありませんが、本家本元と言われているのは「廣榮堂(こうえいどう)」のきびだんごです。
安政3年より始まった味は今も引き継がれ、多くの人に愛されています。絵本作家の五味太郎氏がデザインしたパッケージや包み紙が可愛らしく、誰にでも親しまれやすいのも魅力です。もち米に砂糖と水飴、きびを加えた「元祖きびだんご」はもちろん、「白桃きびだんご」や「スポーツきびだんご」といった変わり種もあります。ただでさえもらって嬉しいきびだんご。いろいろな味を購入して帰り、みんなで一緒に食べ比べするのも喜ばれそうですね。
元祖きびだんご
数ある老舗の中でも、本家本元と言われているのが「廣榮堂(こうえいどう)」のきびだんご。安政3年より始まった味は今も引き継がれ、多くの人に愛されています。絵本作家の五味太郎氏がデザインしたパッケージや包み紙が可愛らしく、誰にでも親しまれやすいのも魅力です。もち米に砂糖と水飴、きびを加えた「元祖きびだんご」はもちろん、「白桃きびだんご」や「スポーツきびだんご」といった変わり種もあります。いろいろな味を購入して帰り、みんなで一緒に食べ比べするのも楽しいですね。名産品 “晴れの国”岡山で採れるフルーツは絶品!
温暖な気候を活かし、質の高い農業が営まれてきた岡山県。中でも「清水白桃」「マスカット」「ピオーネ」は栽培面積、品質とも全国1位を誇ります。
岡山に行ったら、現地でその味を体感してみてください。極上の甘みと瑞々しい果汁が口いっぱいに広がります。お気に入りはぜひお土産として持ち帰りましょう。贈答品としても人気があるので、大切な人に贈るのもいいですね。
しかし遠方に帰る人は、繊細なフルーツを持ち帰るのは大変。家に着いたら傷になっていたなんてことも考えられます。そんなときは、新鮮なフルーツをぎゅっと閉じ込めたゼリーやジュレ、フルーツ大福などもおすすめです。
人気は「清風庵」の「清水白桃ゼリー」。
清水白桃ゼリー
「清風庵」の「清水白桃ゼリー」は、清水白桃ピューレをたっぷり使用した濃厚なゼリーの中に、清水白桃の半割が入っているという、桃尽くしの贅沢なゼリーです。ゼリーに使用されている水は、日本最後の清流と言われる「高知県四万十川源流域の天然水」。この水のおかげで余計に桃の味が引き立ち、一口食べた瞬間、口いっぱいにしあわせが広がります。ECサイト等でも高い評価を得ているゼリーなので、ぜひご家庭や、大切な人へのお土産に持って帰ってみてください。工芸品 岡山の工芸品もお土産にうってつけ
岡山には新旧さまざまな工芸品があります。
まずは「備前焼」。日本六古窯のひとつで、約千年の歴史を誇ります。光沢を出す釉薬を使わず、絵付けもしない究極のシンプルさが特徴です。ただし、一切模様がない訳ではありません。焼くときに窯のどの位置に置くか、条件をどのようにするかによって焼き色や模様が変わってきます。一つとして同じ色、同じ模様にはならない、手作りの味わい深さが魅力的ですよね。
割れにくく、飽きがこず、使うほどに味がでる風合いもあります。茶碗や花瓶、マグカップなど、暮らしを豊かにする一品を購入してみてはいかがでしょうか。
備前焼
日本六古窯のひとつで、約千年の歴史を誇る「備前焼」。岡山県備前市の伊部地区が代表的な産地です。光沢を出す釉薬を使わず、絵付けもしない究極のシンプルさが特徴ですが、一切模様がない訳ではありません。焼くときに窯のどの位置に置くか、条件をどのようにするかによって焼き色や模様が変わってきます。一つとして同じ色、同じ模様にはならない、手作りの味わい深さが魅力的ですよね。割れにくく、飽きがこず、使うほどに味がでる風合いもあります。茶碗や花瓶、マグカップなど、暮らしを豊かにする一品を購入してみてはいかがでしょうか。
次は「ジーンズ(デニム)」です。
岡山県の倉敷市児島や井原市は、知る人ぞ知る”国産ジーンズの聖地”。歴史とともに培われてきた高い技術力と、こだわり抜いた素材で作られたジーンズは非常にクオリティが高く、世界中のデニム愛好家の心を鷲掴みにしています。
数あるジーンズブランドの中でも特に人気を集めているのは「桃太郎ジーンズ」。
桃太郎ジーンズ
岡山県の倉敷市児島や井原市は、知る人ぞ知る”国産ジーンズの聖地”。歴史とともに培われてきた高い技術力と、こだわり抜いた素材で作られたジーンズは非常にクオリティが高く、世界中のデニム愛好家の心を鷲掴みにしています。そんな岡山のジーンズブランドの中でも特に人気を集めているのは「桃太郎ジーンズ」。高いクオリティに加え「履き心地や色落ちの仕方が最高」と言われており、海外のセレクトショップでも扱われているブランドです。後ろポケットにペイントができるなど、ユニークなオリジナルジーンズを作ることも可能。女性や子ども向けの商品も展開されているので、ぜひお気に入りの一着をゲットしてください。
最後は「マスキングテープ」です。
mt マスキングテープ
近年、文房具店や雑貨屋でよく販売されるようになったマスキングテープ。中でも「mt」というロゴが付いた商品を見かけた人も多いのではないでしょうか。実はこれ、倉敷市にある工業用テープの専門メーカー「カモ井加工紙株式会社」が開発し、販売しているマスキングテープなんです。そんな「mt」は、カモ井の工場や倉敷市美観地区のショップで数多く取り揃えられています。500種類以上扱っているショップや、岡山限定のデザインを扱っているショップもありますよ。手頃なお値段なので、自分用としてはもちろん、あげたい人のイメージに合ったテープを購入してもいいですね♪
新勢力 きびだんごと合わせて買いたい!岡山土産の新勢力
岡山にはきびだんご以外にも魅力的なお土産がたくさんあります♪ぜひいっしょにいかがでしょうか?
紹介したいのが、岡山の話題のスイーツ「ジャースイーツ」
ジャースイーツ
「倉敷から、あたらしいことをていねいに」というコンセプトのもと、2017年にオープンした「はれもけも」。オープン以来新しい食とお菓子を提案しつづけ、注目を集めているお店です。生菓子・焼き菓子・フルーツシロップなど、さまざまな商品が販売されている中、話題を呼んでいるのが「ジャースイーツ」。ジャー(⁼瓶)に入った持ち運べるパフェのようなスイーツです。”旬の食材を使う”というこだわりのもと作られているので、行くたびにその季節ならではのジャースイーツに出合えますよ。心踊る見た目でお土産にもぴったりの一品です。
次にご紹介するのは、「吹屋の紅だるま」
吹屋の紅だるま
岡山県で生産された唐辛子と柚子を使用した赤柚子胡椒「吹屋の紅だるま」。思わず連れて帰りたくなる愛くるしい表情のだるまさんが目印です。ふたを開けると柚子の香りが広がり、一口食べればピリリと辛い唐辛子が追いかけてきます。香りと辛味が合わさって料理の美味しさをより一層引き立ててくれますよ。鍋や味噌汁などの汁物にはもちろん、麺類、肉類、刺身や納豆にも合うんだとか。ぜひおうちで最高の組み合わせを探してみてください。ラストは見た目も名前もキュートな「ままチョビ」。地域おこし商品として「ココホレジャパン」が地元民といっしょに作り上げた一品です。
ままチョビ
見た目も名前もなんともキュートな「ままチョビ」。地域おこし商品として地元民といっしょに作り上げられた一品です。「まま」は岡山を代表する魚「ままかり」を、「チョビ」はイタリアの調味料アンチョビフィレを意味しています。すっきりとした旨みでクセがなく、アンチョビが苦手という人にももってこい。そのままでももちろん、パスタやサラダ、炊き込みご飯やお茶漬けにもばっちり合う美味しさです。お酒好きの方や、料理好きの方ならぜひ試してみてください。
おすすめベスト10 編集部おすすめ!岡山土産ベスト10
まだまだたくさんある岡山土産。ここからはおみナビ編集部が独自に10商品ピックアップ。ぜひお土産選びの参考にしてください♪
元祖きびだんご
数ある老舗の中でも、本家本元と言われているのが「廣榮堂(こうえいどう)」のきびだんご。安政3年より始まった味は今も引き継がれ、多くの人に愛されています。絵本作家の五味太郎氏がデザインしたパッケージや包み紙が可愛らしく、誰にでも親しまれやすいのも魅力です。もち米に砂糖と水飴、きびを加えた「元祖きびだんご」はもちろん、「白桃きびだんご」や「スポーツきびだんご」といった変わり種もあります。いろいろな味を購入して帰り、みんなで一緒に食べ比べするのも楽しいですね。陸乃宝珠
「陸乃宝珠」は、岡山県産マスカットを丸ごと一粒包んだ果実菓子です。しゃりっとするお砂糖をまとった求肥をかじると、生マスカットの瑞々しい果汁や爽やかな風味があふれ出し、夏らしいフレッシュな味わいを楽しめます。使われている品種は「マスカット オブ アレキサンドリア」。かのクレオパトラも愛した”果実の女王”と呼ばれる品種で、岡山県産のものは最も品質が高いと言われています。ただでさえ美味しいこのマスカットですが、いくつもの規格をクリアしたものだけが「陸乃宝珠」へと生まれ変わります。どんな味になっているのか、ぜひチェックしてみてください。生きびだんご
老舗「山脇山月道」のニューフェイス「生きびだんご」。これまでの和菓子作りで磨き上げられてきた伝統の技が、現代スイーツに注ぎ込まれた一品です。ふわっふわのおもちの中には、トロッととろけるカスタードクリーム。さらには角切白桃蜜煮か、瀬戸内産レモンピールが入った贅沢な一品に仕上がっています。一口食べるとさまざまな食感と味わいに包まれますよ。常温にして約10分、少し溶けたときが食べごろです。ぜひ通常のきびだんごとの味わいの違いを楽しんでみてください。白桃とチーズのおかやまラング
ピンクの箱に、白い桃と牛のシルエットのパッケージが可愛い「白桃とチーズのおかやまラング」。岡山名産の白桃・クリームチーズ・チョコを合わせてサンドした味わい豊かなラングドシャです。そのうえ、生地には岡山の特産品である蒜山(ひるぜん)高原のジャージー牛乳が練り込まれています。濃厚でコクのある風味とサクサクで軽い食感が楽しめますよ。岡山自慢の素材が掛け合わされたプレミアムなお菓子、おやつにはもちろん、ワインにも合わせて食べてみてください。まるごと完熟トマトゼリー
岡山県産の「完熟桃太郎トマト」をまるごと1個使った人気のゼリーです。作っているのは、昭和10年創業の老舗果物加工メーカー「角南製造所」。高品質を維持するため皮むきやヘタ取りはすべて手作業で行うというこだわりのもと一品一品を製造しています。そのため生産量に限りがあり、商品は常に品薄状態。また芸能人の方にも愛されていることが話題になり、オンラインショップでもすぐ売り切れてしまうんです。だからこそ、現地で偶然見つけたあなたは超ラッキー!ぜひ購入してその味を確かめてみてください。完熟とろける清水白桃酒
雄町米100%の酒造りにこだわる「室町酒造」が手掛ける、岡山県赤磐産の完熟清水白桃を100%使用した贅沢な一品。手作業で丁寧に桃の皮を剥いてから焼酎に漬けられています。白桃果肉繊維がしっかり溶け込んでいるので、一口飲めばネクターのような甘い香りとジューシーさが口いっぱいに広がり、幸せな気分に。日本酒やワインは強すぎるという方もこれなら手に取りやすいですよね。甘いお酒好きの人へのプレゼントにも喜ばれそうです。おかやま桃子 清水白桃プリン
「清水白桃」は岡山を代表する白桃で、栽培面積・品質とも全国1位を誇ります。それにも関わらず“定番のお土産商品が無い!”ということで新しく開発されたのが「清水白桃ぷりん」です。ゼリーやジュレはまだしも、プリンになるとどんな味わいになるのか気になりますよね。単なる桃風味のプリンかと思いきや、清水白桃本来の甘みや芳香が存分に感じられるおいしさに仕上げられています。理由は、原材料の中で一番多く桃が使われているから。ぜひご自身の舌で、その味をチェックしてみてください。大手まんぢゅう
「大手まんぢゅう」は180余年愛されてきた岡山銘菓で、日本三大饅頭のひとつに数えられています。備前米を材料とした甘酒を使った生地に、北海道産小豆と特製白ざらめで作ったこし餡を包み、蒸し上げられたお饅頭です。甘酒のコクとこし餡の甘さがマッチし、一口食べると思わずほほがゆるんでしまうでしょう。そのまま食べても絶品ですが、メーカー公式サイトには春夏秋冬別におすすめの食べ方が記載されています。揚げたり、焼いたり、凍らせたり…。季節によって味わいも変えられるので、ぜひたくさん購入してお好みの食べ方を探してみてください。ひるぜん焼きそば
「ひるぜん焼きそば」とは、岡山県の蒜山(ひるぜん)地方で愛されてきた地元飯です。昭和30年代、各家庭で調合したタレで作った焼そばやジンギスカンを食べることがブームになっていとき、「ますや食堂」のおばちゃんが、ニンニク・玉ネギ・リンゴなどを調合して作った味噌だれに、親鶏のかしわ肉とキャベツを入れた焼そばを作ったことがはじまりなんだとか。今では岡山を代表するB級グルメとして知られており、B-1グランプリでも優勝を果たしています。ご家庭で本場のひるぜん焼そばが簡単に楽しめるセットになっているのでぜひ試してみてください。清水白桃ゼリー
「清風庵」の「清水白桃ゼリー」は、清水白桃ピューレをたっぷり使用した濃厚なゼリーの中に、清水白桃の半割が入っているという、桃尽くしの贅沢なゼリーです。ゼリーに使用されている水は、日本最後の清流と言われる「高知県四万十川源流域の天然水」。この水のおかげで余計に桃の味が引き立ち、一口食べた瞬間、口いっぱいにしあわせが広がります。ECサイト等でも高い評価を得ているゼリーなので、ぜひご家庭や、大切な人へのお土産に持って帰ってみてください。岡山県のお土産はどこで買うべき!? 岡山土産はどこで買えるの?
おすすめは、行き帰りで必ず利用するターミナル駅か空港です。中でも「岡山駅」は、駅直結のビル「さんすて岡山」、その地下に「岡山一番街」、新幹線改札口にある「おみやげ街道」など、お土産が買えるスポットが非常に充実しています。先に紹介した岡山銘菓やフルーツ・お酒・B-1グルメまで、バラエティも豊富。工芸品を扱うお店まであるので、ぜひ時間をきちんと確保して1店舗ずつゆっくりまわってください。
遠方から飛行機で来た方は、「岡山桃太郎空港」でお土産の買い忘れがないか最終チェック!1階には「岡山特産館 桃太郎」と「Yショップ」、2階には「天満屋」と「ANA FESTA」があります。きびだんごや大手まんぢゅうなどの銘菓をはじめ、地酒、海産品、工芸品などもしっかりありますよ。ただ岡山駅に比べると品揃えは劣ってしまうので、あくまで最後の仕上げとして構えておくと間違いなさそうです。
倉敷にも行かれる方はそちらでの購入もおすすめ。「倉敷駅」の中には「おみやげ街道」がありますし、南口から出てすぐのところに「天満屋」というデパートもあります。
また倉敷は、地域に根付いたスイーツや工芸品がたくさん販売されているスポット!駅や空港、大型店舗では取り扱っていないものは「美観地区」で多く販売されているので、必ずチェックしていってくださいね。
まとめ
いかがでしたか?岡山県には魅力的なお土産がたくさんあります♪王道の銘菓を買っていくもよし、最新スイーツを買っていくもよし、形に残るものを買っていくもよし。どれを買ってもきっと後悔しないはずです。観光スポットをめぐることに加え、お土産探しもぜひ楽しんでください。