天照大御神の伝説が残る「高千穂峡」や、運気上昇効果のあるモアイ像が並ぶ「サンメッセ日南」など、パワースポットを多く擁し、旅行先としても人気の高い「宮崎県」。
そんな宮崎県にはどんなお土産があるでしょう?
「マンゴー」や「地鶏」が有名な宮崎県ですが、人気なのはそれだけではありません。本記事では、“日本のひなた”の愛称で親しまれる宮崎県で生み出された、数々のお土産をご紹介していきます。記事の後半では、おみナビ編集部が独自にピックアップしたおすすめのお土産もご紹介しますので、ぜひチェックしてください♪
宮崎県のお土産事情
まずは「これさえ買えば間違いなし!」の定番土産から、SNS映えの新勢力土産までご紹介していきます。
宮崎の定番土産は「チーズ饅頭」で決まり!
皆さんは「チーズ饅頭」をご存じですか?他県ではあまり馴染みがありませんが、宮崎県民には大変ポピュラーなお菓子である「チーズ饅頭」。
「洋菓子で使われている素材を和菓子として親しんでもらえないか」と、地元のお菓子屋さんが約30年前に考案したものが、そもそものはじまりと言われています。
いつの間にかその美味しさは宮崎中に広まり、現在では約200軒もチーズ饅頭を販売するお店があるのだそう。多くの県民に愛されている様子が伝わってきます。
菓子処 わらべのチーズ饅頭
そんなチーズ饅頭は「一度食べたら忘れられない味」として、今やお土産としても非常に人気の高い銘菓です。中でも多くの人に愛されているのは、「菓子処 わらべ」の「チーズ饅頭」。
サクサクとした食感のクッキー生地をかじると、レーズン入りのたっぷりチーズがお出迎え。思わず顔がほころんでしまいます。個包装の袋にはレトロ感があり、とても可愛らしいのも魅力の1つです。
新鮮なものを食べてほしいという店の想いから通販等はしておらず、実店舗のみでの販売なので、お土産にしたい方は予約をしてから購入するのがおすすめです。
宮崎県の名産品を使ったお土産
宮崎県の名産といえば真っ先に「マンゴー」を思い出す方も多いのではないでしょうか。
その認知度のとおり、宮崎は全国第2位のマンゴー生産量を誇ります。また、年間日照時間「2,116時間」という全国有数の温暖な気候と、高い生産技術で、量だけでなく質も高い、美味しいマンゴーが生み出されています。
中でも宮崎のオリジナルブランドである「太陽のタマゴ」という品種は、最上級のお味。芳醇な香りと濃厚な味わいが、多くのファンを魅了しています。
宮崎マンゴーラングドシャ
そんな魅力ある宮崎マンゴーですからお土産にもうってつけ。中でも「宮崎マンゴーラングドシャ」は、マンゴーの風味がしっかり感じられるお菓子として名高く、モンドセレクションでも金賞を受賞しています。
宮崎マンゴーラングドシャは、マンゴージャムを練り込んだラングドシャにマンゴーチョコレートを挟んだ一品で、食べた瞬間トロピカルな香りとマンゴーの甘さが口いっぱいに広がります。
生のマンゴーを持ち帰るのは大変だけれど、宮崎マンゴーの味は持って帰りたいという方ならおすすめのお土産です。
チキン南蛮や宮崎牛などお肉も有名な宮崎県ですが、お土産として持ち帰るなら「鶏の炭火焼き」がおすすめ。
もともとは宮崎の料理店や居酒屋を中心にふるまわれていた郷土料理ですが、真空パックで売り出されて以来、人気のお土産になりました。
鶏の炭火焼は、塩だけで味付けされた鶏肉を、強火の炭火で一気に焼き上げて作ります。強火で焼き上げるからこそ、鶏から落ちた脂でより炎と煙が上がり、その効果で燻製されて、旨味がギュッと閉じ込められます。真っ黒な見た目に少々気が引けるかもしれませんが、食べてみると鶏の旨味がじゅわ~っと広がり、次から次へと口へ運びたくなる美味しさ。お酒もご飯もどんどんすすみます♪
スモークエースの鶏炭火焼
そんな鶏の炭火焼きですが、お土産の種類はさまざま。どれを買って帰るか迷ってしまったら「スモークエース」の「鶏炭火焼」がおすすめです。
スモークエースは、鶏の炭火焼きを初めて真空パックのお土産として販売したお店。昔も今も手間と時間のかかる製法を守り続けているため、冷たいままでも香ばしくて美味しい炭火焼がいただけるとして評判のお土産です。
賞味期限が冷蔵14日と短いのは、美味しさを最大限に保つため。過度な水分除去をせずお肉のジューシーさを保ち、添加物をなるべく使わないことで、安心安全な食べものを届けることを徹底されています。
宮崎空港には直営店があるので、ぜひ帰りがけに新鮮なものを購入してください。食べるときは、お酒やごはんの用意も忘れずに…。
全国的に知られていないからこそ価値がある、宮崎の伝統工芸品
「宮崎県の美味しい食べ物」と言われたらあれもこれも思いつくけれど、「伝統工芸品」と言われてピンとくるものは少ないかもしれません。しかし、美味しい食べ物にも負けない、技術の光る伝統工芸品が、宮崎にだってあるのです。
ガラスのような光沢を放つこちらは「ロクロ工芸品」。陶芸用の粘土ではなく、クワやケヤキなどの木を使って作られた工芸品です。職人の手によって少しのガサつきも無いように仕上げられているため、どれをとっても優美で温かみがあります。
もともとは碁石を入れる「碁笥(ごけ)」として使われることの多かったロクロ工芸品ですが、今ではカップや湯呑み、コースターなど日常使いできる製品も数多く作られています。現地に行った際は、なめらかな手触りを確認しながら、お気に入りの一品を見つけてください。
思わずSNSに投稿したくなる?!宮崎の新勢力土産
古くから親しまれているお土産が多い宮崎県ですが、新定番のお土産も続々と登場しています。ここからは、味も見た目も大満足なおすすめの2品をご紹介します。
はぴ大福
まずは、名前をきいただけでも幸せな気分になれる「はぴ大福」。宮崎神宮の東参道にある「おかし屋さんhapihapi」で大人気のスイーツです。「ハッピーに過ごせますように」という気持ちを込めて作られた大福の中には、フルーツやクリームがぎっしり。中を割ると、宝石箱を開けたときのようなときめきを感じることができます。
はぴ大福の定番は「プリンアラモード」。やわらかい求肥の中に、お店で人気のなめらかなプリンとイチゴが入っています。
一口ほおばった瞬間、いろいろな食感と甘みが口いっぱいに広がり、心はほんわりハッピーに。嫌なこともどこかに飛んでいってしまうかもしれません♪
春は日向夏や宮崎マンゴー、夏はブルーベリーやパッションフルーツといったように、旬に合わせたはぴ大福もたくさんあります。
ぜひ季節ごとのハッピーを味わってください。早めに売り切れてしまうこともあるので、予約をしてから行ってくださいね。
南国プリン
2つ目の新勢力土産は「南国プリン」。南国宮崎の青空や、入道雲、サンサンと輝く太陽を、果汁や果物で表現した手作りのプリンです。
使われているのは、口当たりがやさしく、雑味のない味わいが特徴の松浦牧場産ミルク。このミルクのおかげで、濃厚なのにスッと後味が消えるプリンに仕上がっています。
また、「幸せな気持ちになれる自然の味と香り」を再現するため、どんなに高価でもマダガスカル産の天然バニラビーンズで香りづけすることにこだわっているのだとか。普通のプリンとは一味ちがう味わいを楽しむことができることでしょう。
看板商品である「南国プリン」をはじめ、「南国マンゴープリン」や季節限定の「宮崎おいもプリン」など、バラエティーもさまざま。
店舗では売り切れてしまうこともあるので、購入の際はあらかじめお店に連絡をして在庫を確認するか、オンラインストアで購入するようにしてください。
おみナビ編集部おすすめ宮崎のお土産ベスト10
ここからは、おみナビ編集部おすすめの宮崎土産を10品ピックアップしてご紹介していきます。
これまでにご紹介してきたものと合わせて、こちらも注目してみてください♪
南国プリン
ハネムーンのメッカとされていた昭和40年頃の宮崎をイメージして作られた、新しくも懐かしい新定番スイーツ「南国プリン」。主原料である牛乳は、口当たりがやさしく雑味が少ない松浦牧場のものを使用し、濃厚なのにスッと後味が消える味に仕上がっています。また、幸せな気持ちになれる自然の味と香りにこだわり、マダガスカル産のバニラビーンズを使用。シンプルながら、香り深い味わいを楽しむことができます。定番の青い南国プリンから、季節限定のものまで種類もさまざま。現地で、またはオンラインストアで、お好みのものを味わってみてください。
チーズ饅頭
宮崎の人たちにとって大変ポピュラーなお菓子である「チーズ饅頭」。県民に愛される銘菓をぜひお土産に!!おすすめは、「菓子処 わらべ」のチーズ饅頭。可愛らしいパッケージの中に、コロンとしたお饅頭が入っています。サクサクとした食感のクッキー生地の中には、レーズンが練り込まれたチーズの餡がたっぷり。一口かじれば思わず顔がほころんでしまいます♪実店舗のみでの販売なので、お土産にしたい方はぜひ予約をして、店舗で購入してください。
宮崎マンゴーラングドシャ
宮崎県産マンゴーの味わいを手軽に持ち帰りたい方は「宮崎マンゴーラングドシャ」がおすすめです。その理由は、宮崎県産マンゴーがふんだんに使われているから。クッキー生地にはマンゴージャムが、中のチョコにはマンゴーチョコレートが使用されており、まさにマンゴー尽くしのお菓子になっています。一口かじればマンゴーのトロピカルな香りと甘さが口いっぱいに広がるでしょう。10枚から50枚まで5種類の入り数が用意されているので、利用シーンに合わせて購入できるのもうれしいポイントです。
なんじゃこら大福
「なんじゃこら大福」は宮崎で30年以上愛され続ける大福です。見た目は普通の大福なのに、一口かじると、まさに「なんじゃこら~!」。苺・栗・クリームチーズがあんこに包まれているのです。ミスマッチかと思いきや相性のいいお味で、とりこになってしまうこと間違いなし。また、とっても大きい大福なので、口いっぱいの幸せを感じることができます。宮崎駅や実店舗にて購入できるほか、オンラインでも買えるので、日持ちが気になる方はぜひそちらも利用してみてください。
鶏炭火焼
鶏の炭火焼きは宮崎県を代表する郷土料理。これは塩コショウで味付けした一口サイズの鶏を、強火の炭火でこんがり焼き上げたもので、燻製のような独特の香りがするのが特徴です。しかし郷土料理のため、世間にはこの美味しさがあまり広まっていませんでした。そんなとき、お土産として初めて世に売り出したのが「スモークエース」。こちらの「鶏炭火焼」は販売当初から伝統的な製法を守り続け、時間と手間をかけて、冷めても香ばしい炭火焼に仕上げられています。
賞味期限が短い代わりに添加物を多用していないため、安心していただくこともできますよ。お酒のつまみやごはんのおかずとして購入してはいかがでしょうか?
いもっコロ
「いもっコロ」は、宮崎の太陽をいっぱいに浴びて育ったさつまいもに、宮崎・日向灘産のこだわりの焼き塩をかけたスナックです。さつまいもの自然な甘さと焼き塩のバランスは絶妙で、一口食べたらもう止まりません。パック詰めされているからお土産としても気軽に渡せますし、クセのないお味だから老若男女問わず喜ばれるでしょう。また、他にも塩バター味・黒糖味・焼き芋風味といった種類があるので、全種類買って食べ比べするのも楽しそうです。
ゴボチ
「ゴボチ」は食物繊維たっぷりの国産ごぼうを使ったごぼうチップスです。もともとは宮崎で人気の「にこ丸堂」という弁当屋がお惣菜として売っていたものでしたが、いつしか宮崎で愛される定番のお菓子となり、お土産としても人気を博すようになりました。そのままつまむのはもちろん、サラダやうどんにトッピングして食べるのもおすすめです♪味は定番のプレーン醤油味から、ピリ辛味、ブラックペッパー味、楽喜スパイス味の全4種類。無添加で体にも良いお菓子なので、老若男女問わず渡せるうれしいお土産です。
宮崎マンゴージャム
全国有数の日照時間を誇る宮崎県で生産されたマンゴーを100%使用した「宮崎マンゴージャム」。風味を損なわない低温真空調理という方法で作られているため、マンゴー本来の色・味・香りを楽しむことができます。糖度にもこだわりをもって作られているので、甘すぎることなく、フレッシュな果実をそのまま食べているような優しい口当たり。パンにはもちろん、ホットケーキやヨーグルトに乗せたり、牛乳に溶かして飲んだりと多用途に美味しく味わってみてください。
鯛のほぐし身入り冷や汁
宮崎県日向地方の夏場の農繁期に、農民たちが冷えた麦飯に生味噌をのせ水をかけて食べたのが始まりとされる「冷や汁」は、今や宮崎県全域で食べられている郷土料理です。家庭によってさまざまな食材を使用しますが、宮崎料理専門店「夢かぐら」が作る冷や汁は「鯛のほぐし身入り」。上品な味わいを楽しめます。お好みできゅうり、ねぎ、豆腐などを混ぜるとさらに美味しさアップ。熱々のごはんにかけて、宮崎の夏の味わいをご家庭で満喫してください。ぼうチーズ
街のケーキ屋さん「パティスリーハラ」が考案した「ぼうちーず」は、宮崎の定番おやつ・チーズ饅頭をスティック状にしたお菓子です。なんでも、お店では1日800本も売れてしまうほどの人気商品なんだとか。外側はサクサクのサブレ生地、中はしっとりクリームチーズで、通常のチーズ饅頭とはまた違った味わいが楽しめます。賞味期限も、チーズ饅頭よりは長めなので、お土産にもぴったり。空港に直営店があるので、機内用のおやつとしても購入できます。
宮崎県のお土産はどこで買うべき!?
宮崎のお土産を買うなら、以下3つの場所がおすすめです。
宮崎空港ビル
宮崎の空の玄関口「宮崎ブーゲンビリア空港」は、とにかくお土産の品揃えが豊富。宮崎の代表的なお土産が一通り買い揃えられます。また「鶏炭火焼」を扱う「スモークエース」や、「ぼうちーず」を扱う「パティスリーハラ」の直営店もあるので、帰り際にできたての商品を購入して、機内でいただくことも可能です。
宮崎駅
宮崎駅も、おすすめのお土産購入スポット。「トロピカルみやざき」と「トロピカルハウス」という2か所のショップがあるのでどちらもまわってみましょう。マンゴーや宮崎鶏を使用したお土産が多く置かれているほか、「ゴボチ」や「辛麺」、ご当地キャラクターグッズも置かれています。また、「なんじゃこら大福」の直営店もあるので、そちらに行くのも忘れずに。
みやざき物産館KONNE
宮崎駅から歩いて15分ほどの場所にある「みやざき物産館KONNE」は、菓子類や加工品はもちろん、お酒類や、工芸品、水産品、農産品などを販売しているので、通なお土産を購入したい方におすすめです。今回ご紹介しきれなかったお土産がたくさん置いてあるので、時間をかけてまわり、自分だけの掘り出し物を見つけてください。
まとめ
いかがでしたか?
“日本のひなた”宮崎県には、太陽の恵みを受けて育った素材を使った、バラエティ豊かなお土産が盛りだくさんです。
お土産を購入する際は、今回ご紹介した内容を思い浮かべながら、楽しく選んでみてください。また持ち帰ったあとは、宮崎の青空を思い浮かべながらお土産を楽しんでください。