福井に行ったら買って帰るべきおみやげBEST10

福井 土産

豊かな山々と雄大な日本海に囲まれた福井県。曹洞宗の大本山「永平寺」や日本100名城の1つ「越前大野城」といった歴史的な建造物はもちろん、圧巻の絶景を楽しめる「東尋坊」や、恐竜王国の名にふさわしい「福井県立恐竜博物館」など、実は見どころが盛りだくさん。

そんな見どころ満載の福井県でお土産を購入しようと思った時、迷ってしまう人も多いのではないでしょうか。今回はそんな福井県のお土産事情をおみナビ編集部が厳選してご紹介!定番から新勢力、伝統工芸品まで幅広くご紹介しますので、ぜひチェックしてみてください。

福井県のお土産事情

まずは、福井県に来たら絶対購入したい定番土産や名産品をご紹介します。

福井の定番のお土産

羽二重餅

福井を代表する銘菓と言えば、真っ先に名前が上がるのが「羽二重餅」です。羽二重餅とは、餅米と砂糖、水飴というシンプルな素材で作り上げた和菓子で、福井名産の高級絹織物「羽二重」をモチーフに作られました。

羽二重餅 福井

その中でも、羽二重餅の発祥のお店として、福井県内でも広く親しまれているのが、老舗和菓子店「松岡軒」です。

福井 土産

松岡軒の創業者・淡島恒が、福井の名産である絹織物「羽二重」のなめやかな肌触りを和菓子で表現できないかと試行錯誤を重ねた結果、羽二重餅は明治38年に発売されました。

松岡軒の羽二重餅は、材料である餅米・砂糖・水飴の配合にとことんこだわり、今もなお、添加物を一切使用せず、伝統の味を守り続けています。そのこだわりの羽二重餅は、まるで本物の絹のように軽くなめらかで、口の中でふわりととろける食感がたまりません。

どんな世代にも喜ばれるお土産ですので、福井に来たら、まずは松岡軒の羽二重餅を購入してみてくださいね。

 

水羊かん

もう1つ、福井の定番土産としてご紹介したいのが「水羊かん」です。水羊かんは、一般的に夏の食べ物という印象が強いですが、なんと福井県では冬に食べる習慣があります。そのため、福井の水羊かんは冬にしか販売していません。

福井 土産

福井の水羊かん文化は古く、大正・昭和の時代から庶民の味として親しまれてきました。その頃から、福井ではお正月に羊かんを食べる習慣があったこと、そして一般的な羊かんに比べると日持ちがしなかったため、暑い夏ではなく、寒い冬に食べるという文化が広がったと言われています。

 

福井の水羊かんは、一般的な水羊かんとは見た目も大きく異なります。一般的な水羊かんは丸や四角の食べきりサイズの容器に入っていますが、福井の水羊かんは大きな平箱に切れ目の入った羊かんが入っていて、それをヘラに乗せて食べるのがお決まりのスタイル。また、一般的な水羊かんに比べるとやわらかく、上品な甘さと、ツルンとしたのどごしの良さが特長です。

 

そんな福井の水羊かんの中でも、老舗専門店「えがわ」の水羊かんは福井県民の間でも人気が高く、毎年11月~3月という限定販売にも関わらず、連日売り切れてしまうほどの人気っぷりです。

水羊かん えがわ

沖縄県産の黒砂糖を隠し味にしているため、控えめながらもコクのある甘さが人気の秘訣。今や福井の「冬の風物詩」とも言える水羊かんですので、ぜひ冬に福井へ訪れた際にはチェックしてみてくださいね。

福井の名産品

へしこ

福井の名産品として、「へしこ」が有名です。へしことは、福井の伝統的な保存食の1つで、魚の内臓を取り出して塩漬けにしたのち、糠で漬け込んだものです。

鯖のへしこ

塩と糠で漬けているので長期保存が効き、福井の若狭地域や越前海岸沿岸では、なんと江戸時代ごろから作られていたと言われています。そんな福井の郷土料理ともいえるへしこは、今では福井県民にとって無くてはならない名産品の1つで、お土産としてもとても人気があります。

 

へしこには、青魚を中心に様々な種類の魚で作られていますが、代表的なのは鯖のへしこ。その中でも、福井市に本社がある水産会社「越前田村屋」が作る鯖のへしこは、福井県民からも人気が高く、県内でもトップクラスの製造量を誇ります。

鯖のへしこ

福井県産こしひかりの特製ぬか床に、なんと1年近くも熟成させているため、飴色に輝く鯖には旨味がぎゅっと凝縮されています。その旨味をたっぷりと味わいたい方は、ぜひお刺身として生で食べてみてください。ちょっぴり塩辛い味は、おつまみにもぴったりです!

そのほかにも、少し炙ったへしこをお茶漬けにしたり、アンチョビ代わりとしてパスタやピザに入れたりするアレンジレシピもおすすめですので、ぜひへしこの魅力を余すことなく、楽しんでみてくださいね。

福井の伝統工芸品

若狭塗

福井を代表する伝統工芸品の1つに、「若狭塗」があります。

若狭塗

若狭塗とは、福井県の小浜市で製造されている漆器で、1978年に伝統工芸品として登録されました。特長的なのが、その美しい模様で、貝殻や卵殻、金箔などを漆の中に埋め込み、何層にも分かれた海底の美しい模様を表現しています。

その独特な製法は数か月から1年という長い年月をかけて作られるため、熱や水分で変化することがない、とても上質な高級漆器が出来上がります。

 

若狭塗の中でも、お土産として大人気なのが「若狭塗箸」です。400年もの歴史をもつ若狭塗箸はその美しさだけでなく、お箸としての丈夫さも注目されています。有名人への日本を代表する贈呈品として選ばれることも多く、2008年には、小浜市との同音のつながりもあり、当時のアメリカ大統領・オバマ氏にも贈呈されました。

若狭塗箸

若狭塗箸は職人が1つ1つ手作業で仕上げているため、1つとして同じものはありません。

ぜひお土産として購入する際は、気に入ったデザインや色味のものをじっくり探してみてくださいね!もちろん、自分用だけでなく、家族や友人へのプレゼントとしても大変喜ばれる商品ですので、ぜひ贈りたい人を思い浮かべながら、選んでみてはいかがでしょうか?

福井土産の新勢力

ローヤルさわやか

福井県民に絶大な人気を誇る「ローヤルさわやか」という飲み物をご存じでしょうか?

ローヤルさわやか

ローヤルさわやかは、地元の企業「北陸ローヤルボトリング協業組合」が製造している炭酸飲料のことで、福井県民では知らない人がいないほど、有名な商品です。最近では、どこか昭和の懐かしさ溢れるラベルと、ポップで色鮮やかな見た目が、SNSなどでも話題となっているんです!

ローヤルさわやか

まるでメロンソーダを彷彿とさせる鮮やかな緑色をしていますが、意外にも後味はすっきりとしていて、その名の通り、さわやかな飲み物に仕上がっています。

そのままがぶがぶ飲むのもおすすめですが、アイスをのせてクリームソーダにしたり、焼酎で割ったりするのも、福井県民流の飲み方です。ちなみに、ローヤルさわやかは県内のコンビニやスーパーなどで頻繁に売っていますので、ぜひ旅のお供に、飲んでみてくださいね。

 

眼鏡堅パン

そしてもう1つ、新勢力のお土産として話題なのが「眼鏡堅パン」です。

眼鏡堅パン

眼鏡堅パンは、福井県の老舗パン屋「ヨーロッパンキムラヤ」の看板商品で、軍隊の保存食として作られた「軍隊堅麺麭」と、メガネフレームの国内生産率95%を誇る眼鏡の聖地・鯖江市とのコラボ商品です。

まるで本物のメガネのような可愛らしい見た目がとても魅力的ですが、驚くべきポイントはその固さ!軍隊堅麺麭は日本一固いパンと言われていますので、一口ではかじれないほどの固さです。

しかし、胡麻の風味を効かせたどこか懐かしい素朴な味は、ついつい病みつきになってしまうことでしょう。ぜひ職場やご家族への「楽しい」お土産の1つに、購入してみてはいかがでしょうか?

おみナビ編集部おすすめ、福井のお土産おすすめベスト10

おみナビ編集部がたくさんのお土産の中からおすすめのお土産を10品ピックアップしました。お土産選びの参考にしてみてください。

水羊かん

水羊かん えがわ
夏の和菓子のイメージが強い「水羊かん」ですが、なんと福井県では冬に食べる習慣があるのをご存じでしたか?その歴史は古く、福井では大正時代頃よりお正月に水羊かんを食べる習慣があったことから、現在でも冬の和菓子として定着しています。

福井の水羊かんは、一般的な水羊かんを比べるとやわらかく、黒砂糖の上品な甘さとのどごしの良さが絶品!その中でも「えがわ」の水羊かんは福井県民にも人気が高く、毎年11月~3月という期間限定の販売にも関わらず、大人気の商品なんです。ぜひ冬の福井土産に、チェックしてみてくださいね。

鯖のへしこ

鯖のへしこ
福井県の伝統的な保存食の1つとして知られている「鯖のへしこ」も、お土産におすすめの商品です。へしことは、魚を塩と糠で漬け込んだ若狭地方の郷土料理のことで、古くから保存食として福井県内で親しまれてきました。

その中でも「越前田村屋」の鯖のへしこは、なんと1年も熟成させているので、鯖の旨味がぎゅっと凝縮されています。おつまみとしてそのまま食べるのもおすすめですが、少し炙ったり、お料理にアンチョビ代わりに使用したりするのも美味しいので、ぜひ福井の味を存分に楽しんでみてください。

羽二重餅

羽二重餅
福井を代表する銘菓として名高い「羽二重餅」。その昔、老舗和菓子店「松岡軒」の創業者が、福井名産の絹織物「羽二重」のしなやかな質感を和菓子で表現しようと、明治38年に発売されました。餅粉と砂糖、水飴というシンプルな素材を絶妙な配合で練り上げた羽二重餅は、口の中でふわりととろけ、その優しい甘さがたまらない逸品です。さらに松岡軒の羽二重餅は現在でも添加物を一切使用せず、今もなお、昔ながらの製法で作られています。福井を代表する伝統の味を、ぜひ食べてみてくださいね。

羽二重くるみ

羽二重くるみ
福井の銘菓に、”羽二重餅”という、福井の名産である、絹織物「羽二重」とモチーフにした餅菓子があります。この羽二重餅を進化させた、和洋折衷なお菓子として、注目を浴びているのが「羽二重くるみ」です。

羽二重くるみを作っているのは、福井県勝山市の老舗菓子店「はや川」。羽二重餅に和くるみの甘煮を練りこみ、シュー生地でサンドした、和菓子とも洋菓子とも取れる、ちょっと珍しいお菓子なんです。

地元銘菓を和菓子と洋菓子の見事なコラボレーションで、新しいお菓子へと進化させた「羽二重くるみ」は、福井県民のみならず、県外にもファンが多い一品です。コーヒーにも日本茶にも合うので、幅広い年代のお土産に最適ですよ。勤め先や家族用のお土産に、いかがでしょうか?

雲丹醤

雲丹醤
ご自宅で福井の味をたっぷり堪能したい、という方には「雲丹醤(うにひしお)」はいかがでしょうか?醤(ひしお)とは、福井県小浜市の特産品の1つで、塩漬けにした魚介類から作られる調味料のことで、雲丹醤は贅沢にもウニをたっぷり使用したもの。特に「丸海」の雲丹醤は、生でも食べられる鮮度抜群のウニを使用しているため、瓶をあけた瞬間からウニの贅沢な香りが広がります。

卵かけごはんにかけても美味しいですし、パスタにかければ即席ウニパスタの完成!ぜひご自宅で、福井の味を楽しんでみてくださいね。

けんけら

けんけら 亀寿堂
ちょっとしたおやつにもおすすめなのが、「けんけら」です。けんけらとは、福井県大野市に古くから親しまれている伝統菓子で、その歴史はなんと100年ほどと言われています。砂糖と水あめ、きな粉というシンプルな材料から作り出される味は、どこか素朴で、ついつい手が伸びてしまう美味しさです。

明治20年創業の菓子店「亀寿堂」のけんけらは、全て手作業で作るというこだわりっぷりで、ポリポリとした食感と、胡麻の風味が追加されているのがポイント。お土産としてだけでなく、ぜひ旅先や移動中のおやつに、食べてみてはいかがでしょうか?

胡麻豆腐

胡麻豆腐 團助
福井県内の有名な観光名所である曹洞宗の大本山「永平寺」で、修行僧たちが食べる精神料理の1つとして、一躍有名になったお土産が「胡麻豆腐」です。明治21年創業の老舗専門店「團助」の胡麻豆腐は、永平寺御用達のお店として知られていて、香ばしい胡麻の香りと、口当たりなめらかな風味が絶品の一品です。

また、胡麻豆腐は醤油やわさびを添えて食べることが一般的ですが、永平寺では味噌だれを付けて食べるのも驚きですよね!ちなみに團助では、白胡麻豆腐の他にも、希少な金胡麻を使用した金胡麻豆腐や、濃厚さが自慢の黒胡麻豆腐など、いろいろな種類がありますので、食べ比べをしてみてはいかがでしょうか?

黒龍 吟のとびら

黒龍 吟のとびら
福井の地酒として、お土産にも人気がある「黒龍」。地元・福井で創業1804年の老舗蔵元「黒龍酒造」が製造している日本酒で、商品化が難しいとされた大吟醸を世に送り出したのも、この黒龍という日本酒が初めてと言われています。

質の高い仕込み水と米から生み出された澄んだ味わいは、日本酒マニアの間で幻の酒とも呼ばれています。そんな黒龍の中でも、フルーティで飲みやすく、お手頃サイズな「吟のとびら」はお土産にピッタリ。日本酒好きな方はもちろん、そうでない方にも、ぜひ飲んでもらいたい大吟醸酒です。

小鯛ささ漬け

小鯛ささ漬け
福井県の若狭小浜に古くから伝わる郷土料理「小鯛ささ漬」も、福井を代表する定番土産の1つです。小鯛ささ漬とは、若狭湾周辺で獲れた新鮮な小鯛を酢締めして、笹の葉と共に小さな樽につめたもので、福井のふるさとの味として親しまれています。

その中でも「小浜海産物」の小鯛ささ漬は特に人気が高く、絶妙な塩加減と300年続く地元産の米酢が鯛本来の美味しさを引き立てています。そのままお刺身として食べたり、ごはんにのせたり、お茶漬けにしたり…ぜひいろいろな食べ方で楽しんでみてください。

はっくつバウム

はっくつバウム
福井県は、多くの恐竜の化石が発掘されたことから「恐竜王国」と呼ばれ、福井駅前の広場にはなんと実物大の恐竜のモニュメントが設置されています。そんな恐竜王国らしいお土産として、「はっくつバウム」はいかがでしょうか?

はっくつバウムは福井の菓子店「丸岡家」が発売している焼菓子で、地層に見立てたバウムクーヘンと、恐竜の刻印が特長的な商品です。その可愛らしい見た目とパッケージは、喜ばれること間違いなし!

もちろん、見た目だけでなく、福井県産の新鮮な卵をふんだんに使い、上品な甘さに仕上げているので、味もお墨付きの一品です。

 

福井のお土産はどこで買うべき!?

福井県のお土産を買うなら、多くの人が利用する福井駅がおすすめです。その中でも、福井駅から徒歩1分という好立地にある複合施設「ハピリン」には、たくさんの福井土産が揃っています。

2階にある「福福館」には、福井のお土産が勢ぞろいしているだけでなく、郷土料理が食べられるスペースもありますので、ぜひ訪れてみてくださいね。同じく2階にあるセレクトショップ「Kirari」では、伝統工芸品や地酒などを取り扱っていますので、こちらも要チェックです。

また、駅直結のショッピングセンター「プリズム福井」も、お土産選びに最適です。改札口の目の前には、福井県内の有名メーカーや菓子店、販売店などがずらりと並び、まさにお土産選びのためのスポット!たくさんのお店がありますので、くれぐれも買い忘れがないよう、しっかりチェックしてくださいね。

まとめ

今回は豊かな自然に囲まれた、魅力たっぷりの福井県のおすすめのお土産を中心にご紹介しましたが、気になるお土産はありましたか?

定番の銘菓や名産品はもちろん、県民御用達のローカルなお土産や、プレゼントに最適な工芸品まで、幅広くご紹介しましたので、ぜひお土産選びの参考にしてみてくださいね。

ライターProfile
おみナビ編集部
おみナビ編集部

”旅行のお土産選びをもっと楽しく”をコンセプトに全国の旅行土産を紹介するオンラインメディア「おみナビ」の編集部です。日々、全国のお土産の魅力を発信していきます。

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