【実食レポ】morimotoのブッセケーキ「雪鶴」3種を食べ比べ

雪鶴

酪農王国らしく、バターをふんだんに使ったバタークリームのお土産が多い北海道。

そのなかでも他とは一線を画すバタークリームのお菓子「雪鶴」をご存知でしょうか?

今回はその美味しさを徹底レポートします!

morimotoは空港のあるまち千歳市に本店を構えるお菓子屋さんです。

全道各地に店舗があり、お菓子だけではなく、ケーキやパンなども販売している道民には馴染み深いお店です。

今回ご紹介する「雪鶴」はmorimotoが地元・千歳の銘菓として作ったブッセケーキ。

とはいってもmorimotoの直営店や各地のお土産屋さん、さらにはスーパーで売っていることもある人気商品なんです。

私は今回札幌にある直営店で購入しました。

 

「雪鶴」を実食レポート!

morimotoエスタ店で購入

JR札幌駅や市営地下鉄さっぽろ駅と直結している「エスタ」という商業施設の中に、morimotoの直営店があります。

 

 

お店の壁面には大きな雪鶴のパネルが!さすが人気商品ですね。

 

 

店内でも目立つところに陳列されていました。

 

雪鶴は現在「ばたーくりーむ」「ハスカップ」「ショコラ」の3種類を展開。それぞれ1つ180円(税込)です。

今回は箱に5つ入った900円(税込)のセットを購入しました。

 

 

和菓子のようなパッケージ?!

5つ入りのパッケージは、とてもシンプルに鶴が描かれたもの。

 

 

一見すると和菓子が入っていそうな見た目ですよね。

実はこの鶴のイラスト、人気漫画『テルマエロマエ』などの作者ヤマザキマリさんが描いたものなんです!

 

 

ヤマザキマリさんは幼少期を千歳で過ごし、その時に食べた雪鶴をずっと愛食している縁で、パッケージを手がけることになったのだとか。

袋や5つ入りの箱にも飛翔する鶴が描かれ、とても縁起が良さそうですよね。

 

 

ちなみに側面には賞味期限表示のシールが貼られていますが、裏面は特に表記がありませんでした。賞味期限は2週間です。

 

 

箱を開けると雪鶴が縦に5つ収められています。味は「ばたーくりーむ」と「ハスカップ」が2つずつ、「ショコラ」が1つ入っています。

 

 

 

この組み合わせの箱入りのものはオンラインなどでは購入できないので、直営店のみで販売されているもののようです。

 

こちらが「ばたーくりーむ」。

 

淡いピンクの袋が「ハスカップ」。

 

ブラウンの袋が「ショコラ」です。

 

どれも手のひらサイズでおやつやお茶菓子にもぴったり。

裏面には原材料名や賞味期限が書かれています。賞味期限はどの味も2週間です。

 

 

 

それではそれぞれ開封してみましょう!

儚いブッセ、しっかりクリーム

まずは「ばたーくりーむ」。どら焼きのような大きさで、見た目はほんのりと雪をまとったかのようなブッセ生地です。

 

 

少し触れただけでもほろほろと崩れてしまう、軽くて儚い、柔らかなブッセです。

 

割ってみると中からはクリームが登場。

 

 

クリームはかなりしっかり系。まさにバターのような淡い黄色をしています。

推奨されている27度以下で保存すれば溶けてしまうことはなさそうです。

続いては「ハスカップ」。ハスカップとは、以前「よいとまけ」というお土産のレポートをした際にもご紹介した、北海道特産の紫色の果実です。

 

 

ブッセとブッセの隙間から、濃い紫色が見え隠れしています。ブッセ生地自体は「ばたーくりーむ」と同じもののようです。

割ってみると赤紫色のクリームが登場!甘酸っぱいベリー系の香りも漂ってきます。

 

 

最後に「ショコラ」。ブッセは他の2種類と同様の生地のよう。

 

 

割ってみるとその名の通りチョコレートのクリームが現れます。こちらもしっかりとしたクリームでふんわりとチョコレートの香りがしてきます。

 

 

 

 

バターにチーズが人気の秘訣!

雪鶴は1972年から発売されているお菓子。特に「ばたーくりーむ」は絶大な人気を誇るロングセラー商品です。

一見するととても甘そうに見えますが、雪鶴はしょっぱいバタークリームを使ったお菓子なんです。

最初に「他とは一線を画すバタークリームのお菓子」と書いたのですが、数多あるバタークリーム系のお菓子のなかでも、ここまで塩気が特徴的なものはなかなか巡り会えません。

というのも、北海道産の生乳から作られたフレッシュバターにプロセスチーズが練りこまれており、そのチーズの塩気やコクが特徴的なバタークリームを作り上げているのです。

 

過去に期間限定で「パルミジャーノ」や「ゴルゴンゾーラ」などのチーズを前面に出した味も販売されていたため、甘党だけではなくしょっぱい物好きにも愛される商品になっているんですよ。

 

 

人気の定番味「ハスカップ」には、チーズではなくハスカップやあんずジャムを加えたバタークリームで、酸味と爽やかさを味わえるひと品になっています。

 

また2019年に登場した「ショコラ」には3種のカカオが配合されたバタークリームで、バターのコクと濃厚なカカオの風味を味わえるよう開発されたのだとか。

 

意外な組み合わせながらバタークリームとの相性がとっても良い雪鶴。気になるお味をいよいよ実食で確かめます!

 

 

リピーター続出!万人を魅了する味

まずは「ばたーくりーむ」です。

 

 

ほろほろのブッセはほんのり甘いのですが、先にも書いたようにクリームの塩気と合わさることで唯一無二の味になっています!

 

なめらかなクリームにはコクがあって、なのに優しいブッセのおかげでクドさは感じず、軽い食べ心地なので1個ペロリと完食してしまいます。

 

実は私はこれが大好物で、おやつとして食べることもあれば、ワインなどのおつまみとして食べることも。自分用に何度も購入している鉄板のお菓子なんです。

 

続いては「ハスカップ」。

 

 

ハスカップの甘酸っぱさを存分に味わえます!ハスカップの香りと酸味をふんわりブッセが包み込んでいて、とっても爽やかな味わい。

 

フルーツを使ったスイーツがお好きな方にはぴったりなお菓子で、冷たい牛乳やアイスティーがお似合いです。

 

最後に「ショコラ」。

 

 

チョコレートのクリームは甘さ控えめなのに濃厚。大人の味わいです。

クリームにはカカオニブが混ぜ込んであるので、カカオの風味と食感の違いを楽しめます。

 

甘すぎないチョコレート味なので、激甘が苦手!という方でも食べやすいと思います。

 

 

どれも単なるバタークリームのお菓子ではなく、甘さと相性の良いものを掛け合わせた味に仕上がっているので、お土産で渡すのにぴったり。

 

特に「ばたーくりーむ」は一度食べるとクセになる魅惑の味。私も何度もお土産にリクエストされてきました笑

 

1点注意なのは、ブッセがとても柔らかく崩れやすいこと。1つずつ売られていますが、少しの衝撃でも表面が崩れてしまうので、持ち運びや食べる際には丁寧に扱ってくださいね。

 

それでは最後に原材料について。

 

原材料・アレルギー

「ばたーくりーむ」

原材料は、小麦粉、砂糖、卵、バター、プロセスチーズ、粉糖(砂糖、コーンスターチ)、 食塩、食物繊維(でん粉分解物)、食用卵殻粉など。

アレルギー該当品目は、小麦、卵、乳成分です。

 

「ハスカップ」

 

原材料は、砂糖、小麦粉、卵、バター、ハスカップ、あんずジャム、粉糖(砂糖、コーンスターチ)、水あめ、食物繊維(でん粉分解物)、食用卵殻粉など。

アレルギー該当品目は、小麦・卵・乳成分・りんごです。

 

「ショコラ」

 

原材料は、小麦粉、砂糖、液卵、バター、チョコレート、加糖脱脂練乳、粉糖(砂糖、コーンスターチ)、卵、食用植物油脂、カカオニブ、洋酒、食物繊維、食用卵殻粉など。

アレルギー該当品目は、小麦、卵、乳成分、大豆です。

まとめ

今回は「雪鶴」の3種類の味「ばたーくりーむ」「ハスカップ」「ショコラ」を食べ比べてみました。

どれも食べれば忘れられない、印象的なお土産になりますよ。

 

年末年始のお土産などにもぴったりな縁起の良いパッケージなので、ぜひ購入してみてくださいね。

ライターProfile
トイ
トイ

生まれも育ちも北海道。ビールはもちろんサッポロ派。旅と食をこよなく愛するライターです。北海道の美味しいお土産情報ならおまかせください!

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