今回実食レポートするお土産は、福岡で長年愛されているお菓子の「チロリアン」です。1962年の発売から50年以上福岡で愛され続けるチロリアンは、お土産としても大人気。様々なフレーバーが展開されるほか、通常のロングと言われる種類の他に、チロリアンハットやショートなど、様々な種類が展開される程人気のお菓子なんです。今回はそんなチロリアンの魅力を徹底紹介していきます。
チロリアンとは
チロリアンは1962年に販売されたロールクッキーです。
名前の由来は、オーストリア、チロル州の伝統的なお菓子ロールクッキーをモデルに、クリームを詰めるというアレンジを加えるアイディアによって、チロリアンは開発されたとされており、そのもととなったお菓子の地域チロル州から名づけられたと言われています。
サクサクのクッキーにどこか懐かしいクリームの組み合わせは子供から大人まで大人気で、福岡県民に50年以上愛される大人気お菓子となっています。
また、福岡土産としても人気で、2019年12月には福岡空港内にチロリアンの専門店「チロリアンフォレスト」が誕生しています。
基本のバニラ・コーヒーなどのフレーバーの他に、くまモンや初音ミクとのコラボ商品や九州の素材にこだわったフレーバーなど、様々な味が展開されるのも人気の理由のひとつです。
定番のロングと言われるチロリアンの他に、ゴーグル生地でサンドしたチロリアンハットやショートと呼ばれるおやつにぴったりな小さめサイズのチロリアンなど様々な派生商品も展開されています。チロリアンロングとチロリアンハットの詰め合わせ商品はギフトやお土産に持ってこいの商品です。
お買い求めしやすい価格もチロリアンの魅力のひとつ
1本のお値段は、76円~!!
職場や友人への配り用のお土産としても重宝します。
チロリアンを販売する千鳥屋はひとつではない?!
50年以上のロングセラー商品となっているチロリアンを製造・販売するのは、”千鳥屋”には複数あるのをご存じでしたか?
元々の創業は1630年・・・なんと400年近く前!!歴史あるお菓子屋さんです。
当時の屋号は「松月堂」で、佐賀県発祥だそうで、福岡の地に「千鳥屋」というお店を構えたのは1927年からだそうです。
それが現在では実は、創業家の子孫が暖簾分けをしており、「株式会社千鳥饅頭総本舗」「株式会社千鳥屋本家」「千鳥屋総本家株式会社」「株式会社千鳥屋宗家」の4つに分かれているのです。
そのうち、福岡に本社を置くのは「株式会社千鳥饅頭総本舗」「株式会社千鳥屋本家」の2社で、あとは東京と大阪になっております。
同じ福岡に店舗を展開する「千鳥饅頭総本舗」と「千鳥屋本家」ですが、どちらも千鳥屋を代表する千鳥饅頭やチロリアンを展開していますが、パッケージや原材料などに違いが出ています。
ちなみに先に紹介したチロリアンフォレストやコラボ商品などを手掛けるなど、新しいチャレンジを行っているのは「千鳥饅頭総本舗」で、写真等で紹介していて、私が実際にチロリアンを購入した博多デイトスにあるのは「千鳥屋本家」だったりします。
どちらも福岡県内に20店舗以上あり、福岡では知らない人がいない、日常のお菓子や贈答品として愛用されるお菓子屋さんであることは変わりはありません。
チロリアンと同じくロングセラー商品として愛され続けている商品に「千鳥饅頭」というお饅頭がありますが、どちらのお店でも綺麗に焼き上げられた生地の中に、優しい甘さの白餡が包まれており、丁寧な味わいを感じる逸品となっています。可愛い焼き印も同じです。
どちらのお店にも千鳥屋の味が引き継がれていると言っても過言ではないでしょう。
チロリアンを自分用に買うならお得パックがおススメ
チロリアンは、お土産や贈答用に化粧箱に入ったり、チロリアンロングやチロリアンハットなどの詰め合わせという形で販売されているのですが、ご自宅用や配り菓子としてお得に購入したいというなら千鳥屋本家の”お徳用パック”がおススメです。
袋にパンパンにチロリアンショートが詰められたお得パックは、17本入って税込500円と、通常よりも95円もお得!36本入った1,000円おパックは通常よりも260円もお得になっている、とってもお買い得な商品なんです。
実際にこのお得パックを購入してきたので、チロリアンの美味しさを実食レポートしていきたいと思います!
【実食】チロリアン(ショート)
千鳥屋本家のチロリアンショートお買い得パックにはバニラ・ストロベリー・チョコレート・抹茶の4つのフレーバーが入っています。
サクサク生地のロールクッキーはバターの風味がしっかりしていますが、サクッと焼き上げられているので非常に軽い食感です。
その中にクリームがびっしり詰められています。クリームはくどくない甘さでどこか懐かしい味わいを感じます。
クッキーとクリームがベストマッチで軽い食感とくどくない甘さで、正直無限に食べられてしまいそうです。
お買い得パックにもかかわらず、4つの味を楽しめるのもうれしいポイント。
チロリアンの賞味期限・原材料
今回実食した「千鳥屋本家」のチロリアンの賞味期限は製造日より89日となっています。
バニラ味の原材料は、砂糖、卵、小麦粉、植物油脂、牛乳、生クリーム、バター、洋酒、塩/香料、膨張剤、(一部に小麦・卵・乳成分・大豆を含む)
となっています。
一方、「千鳥饅頭総本舗」のチロリアンは、賞味期限が製造日より150日となっており、バニラ味の原材料は、
砂糖、ショートニング、卵、小麦粉、牛乳、バター、生クリーム、蜂蜜、ヘーゼルナッツ/香料、膨張剤、(一部に卵・小麦・乳成分・大豆・りんごを含む)
となっていて、微妙な違いがあることがわかります。
ぜひ、食べ比べして違いを楽しみたいですね。
チロリアンが買える店舗
チロリアンは、県内20店舗以上ある千鳥屋・千鳥屋本家の店舗、どこでも購入ができますが、出張や旅行のお土産としてチロリアンを買うなら千鳥屋本家の博多駅直結のマイングや博多デイトスのお店が便利です。
また、博多空港には、千鳥饅頭総本舗が手掛けるチロリアン専門店「チロリアンフォレスト」があります。ここでしか買えない限定パッケージや限定のお味もあるので、福岡空港を利用する人はぜひ、立ち寄ってみてください。
まとめ
福岡で50年以上愛されるロングセラーお菓子「チロリアン」。そんなチロリアンを福岡で買おうと思うと、「千鳥屋(千鳥饅頭総本舗)」と「千鳥屋本家」の2つのお店で買うことができ、それぞれでパッケージや味、原材料が少しづつ異なっているんです。どっちがどう違うのか食べ比べしてみたくなりますよね?
どちらも県内に20店舗以上お店を出店していますが、それはどちらとも丁寧なお菓子作りを継承して、美味しい、愛される商品を作り続けているからこそだと思います。
ぜひ、福岡のお土産としてチロリアンを購入したりもらった時にはどちらのお店のチロリアンか気にしながら食べてみると味わう楽しみも増えますね。