雪塩ちんすこうとは
沖縄のお土産製造卸業をてがける「南風堂」から販売され、観光客のみならず地元客からも愛される雪塩ちんすこう。沖縄の定番土産であるちんすこうに塩を加えるという斬新な発想で、南風堂の自信作として2005年に誕生しました。
雪塩とは、宮古島の海水から精製される真っ白なパウダー状の塩です。これを加えることによりこれまでとは違う、甘さの中に塩味の効いた味わいに仕上がっています。
沖縄のお土産に欠かせないちんすこうですが、そもそもどんなお菓子かご存じでしょうか。クッキーともビスケットとも違う食感の焼き菓子で、主原料は小麦粉・砂糖・ラードの3種類。明治40年から製造されている長い歴史のある伝統菓子です。
雪塩ちんすこうを実食レポート
実際に買ってきました!
雪塩ちんすこうは、沖縄県内のスーパーやお土産品店など至るところで販売されています。さまざまな場所で手に入れやすいのも、旅行中にはうれしいポイントですよね。
今回はお土産品店「美ら音.net」にて購入してきました。
2015年にできた巨大なショッピング施設、イオンモール沖縄ライカム。その2Fに「美ら音.net」はあります。
イオン琉球のバイヤーが厳選した商品が並ぶ、豊富な品ぞろえが魅力です。お菓子やオリオンビール、琉球ガラスにシーサーなど、ここだけでお土産がそろうほどの幅広いラインアップで環境客にも地元客にも人気のショップです。
宅配も可能なため、お土産でかさばることなく身軽に旅行ができます。
またイオンモールライカムは、はお土産から食事、ショッピングまで全てそろっているため観光がてらにお土産を購入できますよ。
今だけ15周年の限定パッケージデザイン
普段販売されているパッケージには宮古島の砂山ビーチが印刷されていますが、今回購入した雪塩ちんすこうはデザインが異なっていました。どうやら15周年の限定版らしく、少し日焼けした雪塩ちんすこうにビキニ跡ができています。
ちょっと大胆になったちんすこうがキュート。
賞味期限は公式サイトにて70日と記載がありました。購入したのが9月3日でしたので、購入してから1か月はもつと思ってよさそうで、お土産として待ち換えるのにぴったりです。
中には2つで1セットのちんすこうがぎっしり。小分けの袋にもビキニが印刷されており、こちらでもちょっと大胆になった雪塩ちんすこうが見られます。
個包装で配りやすく、ばらまき用のお土産としてもおすすめです。
美しい白いちんすこう
袋から取り出すと、通常よりも白っぽいちんすこうが2つ出てきました。表面に細やかな塩の結晶がキラキラ光り、沖縄の白い砂浜を連想させます。形は定番のちんすこうと同じく周りがギザギザしており、厚さは約1cm。
二つに割ってみると、中身もぎっしり詰まっていました。割るさいに柔らかい粉が指についたのですが、これがパウダー状の雪塩のようです。
雪塩ちんすこうの開発秘話
雪塩ちんすこうが誕生する少し前、南風堂では「リピートしていただけるほど美味しいちんすこう」のベースが出来上がった頃だったそうです。そのベースに塩を入れれば完成する予定でしたが、いざ作ってみると食感や味が変わり理想としたちんすこうとは異なっていたそうです。
それから試行錯誤を繰り返し7か月。ちんすこうのうまみを最大限に引き出す塩加減である、宮古島の「雪塩」にたどり着き、そうして、雪塩を製造する会社との企業コラボが実現し、理想のちんすこうである「雪塩ちんすこう」が誕生したそうです。
販売当初、お土産品店にはすでにちんすこうが多く出回っていたため、売り場での販売を断られることもあったそうです。しかし、試食したお客様からの「おいしい」が口コミで広がり、現在では沖縄を代表するお土産となっています。
それでは食べていきましょう
それではいよいよ実食です!!
かんだ瞬間に口の中でホロッとほどけました。沖縄で昔から売られているちんすこうは、かみ応えのあるザクッとした食感が多いのに対し、雪塩ちんすこうはしっとりめ。とはいっても、ちんすこう特有のサクサクとした食感もあります。
塩が入っているとのことでしょっぱいかと思いきや、ほんのり塩を感じる程度で甘みの方が強めでした。バニラのような濃厚さの中にほどよい塩味があり、食べ終えた後も口の中に嫌な甘ったるさが残りません。
この絶妙なあまじょっぱさ…コーヒーと食べるとよりいっそう手が止まらなくなりそうです。
原材料・アレルギー
原材料・アレルギー情報は以下です。
小麦粉
砂糖
ラード
ショートニング
食塩(宮古島産)
膨張剤(一部に小麦/豚肉/大豆を含む)
まとめ
私は沖縄に住んでおり、通常のちんすこうは沖縄のスーパーや商店でバラ売りされており、今でもたまに食べています。しかし今回、久々に雪塩ちんすこうを食べてみて、改めて、その食感と絶妙な味わいに驚きました。硬いちんすこうはボソボソして苦手という人も食べやすいのではないかと思います。通常のちんすこうは食べたことがあるという人も、沖縄に訪れたさいにはぜひとも雪塩ちんすこうを手にとってみてはいかがでしょうか。