【実食レポ】漁師の邪魔者”あかもく”で作った『あかもくスープ』

あかもくスープ

福岡県北九州市に住んでいる私ですが、県外へのお土産にたびたび使う商品があります。それが「あかもくスープ」です。あまりお土産としてメジャーな商品ではありませんが、その美味しさに、とても喜ばれることが多いので、今回、ご紹介していきたいと思います。

漁師の邪魔者”あかもく”で作った『あかもくスープ』

ご紹介したいのは、こちらのあかもくスープ

空港のお土産コーナーなどではこのような感じで販売されています。

福岡 あかもくスープ

一見地味な印象ですが、こちらのあかもくスープは福岡県知事賞を受賞した実力派の商品です。

みなさんはあかもくという言葉を聞いたことありますか?

あかもくとは、海藻の一種でわかめや昆布と同じ渦藻類に属する海藻です。

福岡 あかもくスープ

このあかもくはかつて漁業の邪魔者と言われていました。あかもくの名前すら知る人は少なく、漁業における船の運航の邪魔だという扱いでした。

平成16年に福岡県水産海洋技術センターがあかもくに着目し、商品開発を促した事をきっかけに北九州市ひびき灘漁協でも商品開発に取り組むようになりました。あかもくスープの企画開発販売に携わったのはひびき灘漁協の中の『あかもく部会』の女性8名です。

福岡 あかもくスープ

ひびき灘に面した岩屋海岸に自生するあかもくを食べやすいスープに加工し、イベントなどで試食会などを開き認知度を高めていったそうです。

平成25年には福岡男女共同参画表彰『女性の先駆的活動部門』を受賞、平成27年度には福岡県産六次化商品コンクールで福岡県知事賞を受賞しています。

これらを新聞の記事で知り、自分が食べてみておいしい!と感じたので、その後、贈り物やお土産にも使うようになりました。

すぐにお渡しできない場合や、健康志向な方・ダイエット中の方には本当に喜ばれる商品だと思います。

では実際に食べてみたいと思います。

 

いざ、実食!!

箱入りのタイプで、あかもくスープとあかもく味噌汁の二種類のセットになっています。

福岡 あかもくスープ

中身はこのような感じで入っています。

6個セットで、お値段は、1200円です。

福岡 あかもくスープ

原材料は、

【スープ】

アカモク(国産)、食塩、醤油、デキストリン、酵母エキス、でん粉、本みりん、宗田節粉末、昆布エキスパウダー、砂糖、乾燥椎茸、ゼラチン、乾燥ねぎ、三つ葉/酸化防止剤(ビタミンE)、(一部に大豆・小麦・ゼラチンを含む)

 

【味噌汁】

調合みそ(国内製造)、アカモク(国産)、デキストリン、本みりん、油揚げ、ゼラチン、食塩、ホタテエキス、でん粉、乾燥わかめ、砂糖、乾燥椎茸、椎茸エキスパウダー、乾燥ねぎ/調味料(アミノ酸等)、酸化防止剤(ビタミンE)、(一部に大豆・ゼラチンを含む)

 

原材料のアカモクはえび・かにの生息する海域で採取しています。

(アレルギー表示・大豆・小麦・ゼラチン)

中身はフリーズドライタイプになっています。賞味期限も製造から1年ほどで、常温保存が可能です。

福岡 あかもくスープ

すぐにお渡しすることの出来ないお土産や自分用のお土産としても便利ですし、『何か汁物が欲しいな』という時の常備食としてもおすすめです。

お湯を160ml注げば完成です。優しい醤油ベースのスープにあかもくの香りの良い海藻の味がほっとします。

福岡 あかもくスープ

あかもくの特徴でもあるねばねばがほどよくスープにも出ていて、少しだけとろっとした感じになっています。

あまり認知度の高くないあかもくですが、ねばねば成分のフコイダンやビタミンK・ポリフェノール等を豊富に含んだスーパーフードです。

しかし、今までは栄養成分は知られておらず短時間でぐんぐん伸びて漁師さんの邪魔をする海藻として認知されていました。

しかし、加工してみるともちもちとした食感・臭みもなくさっぱりとした味。そのまま三杯酢で食べてもおいしく、どうして今まで気づかなかったのだ!と言われるほどの海藻です。

 

とろっとしたスープが体の芯から温めてくれそうな優しい味のスープで、北九州市のお土産としても、お取り寄せ商品としてもおすすめしたい商品です。

ライターProfile
おみナビ編集部
おみナビ編集部

”旅行のお土産選びをもっと楽しく”をコンセプトに全国の旅行土産を紹介するオンラインメディア「おみナビ」の編集部です。日々、全国のお土産の魅力を発信していきます。

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